近江町いちば館にアンテナショップ「風土金澤」-県内農産物や加工品を販売

量り売りで販売されている14種類の米

量り売りで販売されている14種類の米

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 金沢の近江町いちば館(金沢市青草町)に11月1日、県内の専業農家がこだわりを持って作った米や農産物の加工品を販売するアンテナショップ「能登の風・加賀の土 風土金澤」(TEL 076-225-7798)がオープンした。

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 専業農家63法人で作る「加賀能登こだわり食材生産者ネットワーク」の出店者部会が経営する同店。約100平方メートルの店内に、部会の会員10法人が主に農産物や加工品を並べる。

 米は、金沢、能登、加賀の7法人が生産した14種類を量り売りで販売。粘り気が少なく、粒がしっかりして「巻いたノリがべちゃっとしない」(生産者)という「おにぎり専用米」や、田んぼの土を肥えさせることを重視して米作りに取り組む「徳右衛門」、JASをはじめとする3種類の品質に関する世界基準に適合していると認められた「井村さんの有機米」など、農家が強い思い入れを持って開発した商品を集めた。うち7種類は、観光客向けに2合入りの小袋(1袋525円)も用意している。

 店内では、このほか農産物から作った菓子やしょうゆ、みそ、漬け物、小麦粉、大豆、もち米、ソフトクリームなども扱う。買い物客からは、「量り売りをしてくれるので、家族の少ない家庭には便利」などの声も聞かれる。

 和多聖子店長は「県内は米どころだが、全国的なシェアを見ると新潟ブランドが強く、富山、福井と比べても知名度が低いように感じられる。味や質の面では決して負けていないので、この店を通じて全国に発信していきたい」と意欲をみせる。

 営業時間は10時~18時。

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