金沢市戸室リサイクルプラザ(金沢市戸室新保)で7月14日、「育児用品リユース市~とむろキッズの森」が開催され、子育て中の母親や祖母らが洋服やおもちゃを求めて長い列を作った。
リユース市は、ごみの減量と子育て世帯の支援を目的に市が開催した。当日配布されたのは、市民らが同プラザと金沢市立保育所13カ所、市教育プラザ、市の東部と西部のリサイクルプラザの計17カ所に設置された回収ボックスに入れた不用品約1,000点。1家族につき衣類10点、大型おもちゃ1点、おもちゃ3点、本・ビデオ・袋・雑貨などそのほかの育児用品5点の計19点を無料で持ち帰れるとあって約250人が来場した。中には、目当ての品を確実に手に入れようと、開場の2時間以上前から並ぶ人の姿も。
会場では、母親らとともに訪れた子どもたちがおもちゃのコーナーに駆け寄り、ウルトラマンの人形やパズルゲーム、電車、ドラえもんのクッションなどの中から、お気に入りの品を選んだ。大人は男の子用と女の子用、ベビー用に区分けされた衣類のコーナーから、わが子に似合う服を次々に選び、かばんいっぱいに詰め込んで持ち帰った。
金沢市リサイクル推進課主任主事の徳坂渉さんは「おもちゃが不足しているので、壊れたり、汚れたりしているものでも気にせずに回収ボックスに入れてほしい」と、さらなる協力を求める。