金沢・大野のしょうゆで生タイプラーメン-直源醤油とハチバンが発売

発売された「直源醤油らーめん もろみの雫」

発売された「直源醤油らーめん もろみの雫」

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 金沢の直源醤油(大野町1)と8番ラーメンを経営するハチバン(新神田1)は地場産しょうゆをスープに生かした生タイプラーメン「直源醤油らーめん もろみの雫(しずく)」を共同開発し、6月17日に発売した。

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 このラーメンは、スープのベースに、白山市内で栽培されたエンレイ大豆と国産の小麦、塩だけを材料に醸造した高級丸大豆しょうゆ「もろみの雫」を用いた。麺は、ハチバン製の太めんを使う。

 昨年9月に直源醤油がハチバンに共同開発を持ちかけ、約9カ月をかけて発売にこぎ着けた。最大の課題は、しょうゆの風味が生きた、太麺に負けないスープ作りで、試作と味見を重ねたという。完成したスープは濃い黒色だが、直源醤油の専務直江潤一郎さんは「食べると案外あっさりしていて、いい感じに仕上がった」と自信を込める。ハチバン販売事業部の米林貴広さんも「昔懐かしいしょうゆの風味とコクが自慢」と太鼓判を押す。

 パッケージは黒色で、背景に直源醤油のロゴをあしらった。価格は2食入りで420円。直源醤油直営の「醤油処(どころ) 直江屋源兵衛」(大野町4、TEL 076-268-1300)と北陸3県の生協などで販売する。

 米林さんは「石川の2つのメーカーが手を取り合ってできたこだわりの商品。今後、関西圏や関東圏にも売り込みたい」と話す。

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