プレスリリース

加賀・山中温泉の新名所【加賀依緑園】2年連続農林水産大臣賞受賞の漆芸作家・山崎夢舟の国内初個展「山崎夢舟 展 -至高漆芸のあゆみ-」11月2日より開催

リリース発行企業:株式会社リナシェンテ

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 株式会社リナシェンテ(本社:石川県金沢市八日市3-604、代表取締役:東海林 寿典)は、石川県加賀市山中温泉にある文化観光施設「加賀依緑園(読み:かがいりょくえん)」を運営しています。「加賀依緑園」は、昭和天皇や吉田 茂をはじめとする歴史的要人が滞在した由緒ある別荘を大規模に改修し、2024年4月に新たな文化観光施設として生まれ変わりました。約800年の歴史を誇る建物は、伝統的な和風建築技術を駆使して、歴史的な価値や趣をそのままに、往時の姿を色濃く残しながら丁寧に修復されています。館内では、地元作家による伝統工芸品の展示や販売が行われており、地域の文化と技術に触れる場として訪れる人々に新たな発見と出会いを提供しています。
 歴史と文化が息づく「加賀依緑園」において、2024年11月2日(土)から12月8日(日)まで、縁煌株式会社(本社:石川県金沢市東山1-13-10、代表取締役:野原 歩、読み:えにしら)主催のもと、国内外で活躍する漆芸作家・山崎夢舟(読み:やまざき むしゅう)氏の国内初個展「山崎夢舟 展 -至高漆芸のあゆみ-」が開催されます。本展は、2024年12月1日(日)に加賀温泉駅で一般公開される大型作品の収蔵を記念する祝賀展覧会であり、日本の伝統的な漆工芸技法「蒔絵(まきえ)」を用いた作品が数多く展示されます。
 さらに、11月2日(土)から4日(月・祝)には、山崎氏ご本人によるギャラリートークと作品解説も行われます。制作に多大な時間を要する「蒔絵」の作品をまとめてご覧いただける貴重な機会です。ぜひご来場ください。


乾漆酒器(宴顔)

大盃(奇跡草)

・「加賀依緑園」で出会う漆芸の真髄-山崎夢舟展、2年の歳月をかけた大型作品の収蔵を記念して開催
 2024年11月2日(土)より、石川県加賀市山中温泉の「加賀依緑園」において、縁煌株式会社主催のもと、伝統的な「蒔絵」の技法を駆使した山崎夢舟氏の漆芸作品が一堂に会する「山崎夢舟 展 -至高漆芸のあゆみ-」が開催されます。本展は、制作に2年をかけた山崎氏の大型作品が加賀温泉駅に収蔵され、12月1日(日)に一般公開されることを記念する祝賀展でもあります。
「蒔絵」とは、漆で描いた模様に金や銀の粉をまいて定着させる技法で、繊細かつ輝きのある美しさが特徴です。山崎氏は、この技術を器のみならず超高級品の万年筆や腕時計の文字盤にまで応用し、卓越した美を創り出しています。
 加賀市山中温泉の工房を拠点に活動する山崎氏は、国内外で実演や展示を行い、数々の美術館に作品が収蔵されるなど高い評価を受けている漆芸作家です。石川県伝統産業技能奨励賞や農林水産大臣賞、国際漆展での審査員特別賞など、多くの受賞歴がその功績を証明しています。今回の展示会では、山崎氏の漆芸作家としての軌跡を、過去作から最新作まで幅広い作品とともにお楽しみいただけます。
 また、会期中の11月2日(土)から4日(月・祝)には、山崎氏ご本人によるギャラリートークと作品解説も開催予定です。作品制作に込められた想いや、緻密な「蒔絵」技法の背景について直接語られるこの特別な機会に、ぜひ足をお運びください。展示作品の一部は購入も可能で、特別な作品をお手元に迎えたい方にもおすすめです。



■展示会詳細
「山崎夢舟 展 -至高漆芸のあゆみ-」
開催期間:2024年11月2日(日)~12月8日(日)
開催時間:10:00~18:00(最終入場17:30)
定休日:木曜
会場:加賀依緑園(エントランスホールおよび御殿での展示)
住所:石川県加賀市山中温泉南町口87-1
駐車場:山中温泉菊の温駐車場、またはこおろぎ橋駐車広場をご利用ください。
入場料:一般600円、団体(20名様以上)490円
※当展のDMをご提示で、通常600円の入場料が3名様まで無料になります。

主催)縁煌株式会社
後援)北國新聞社、株式会社エムアンドケイ
特別協力)山中漆器連合協同組合、加賀依緑園株式会社リナシェンテ

■山崎夢舟氏 ギャラリートーク/作品解説 詳細
開催期間:2024年11月2日(土)~4日(月・祝)
開催時間:11:00~12:00、14:00~15:00(各日二部制)
会場:加賀依緑園
※予約不要。当日は、開始時間までにエントランスロビーへお集まりください。


■展覧会開催に寄せて 山崎夢舟氏よりコメント
 この度は加賀依緑園にて国内初個展が開催される事となり関係者ならび御協力下さった方々に感謝申し上げます。この個展は加賀依緑園、加賀温泉駅に収蔵された作品の記念展であり2作の制作期間は約2年あまりでこれほど大きな作品制作の経験はなく想像以上の苦労があったことが思い出されます。
 また展示される作品は私のこれまでの歩みが感じられるよう収集家からお借りした作品、近作、新作が展示されますので鑑賞のほど楽しめたら幸いであります。(山崎夢舟)



山崎夢舟氏

■山崎夢舟氏 プロフィール
山崎夢舟(漆芸作家)Mushu Yamazaki
公式Instagram:https://www.instagram.com/mushuyamazaki 

<略歴>
1966  父迎舟の長男として生まれる
1985  蒔絵師 中村省三氏のもとに弟子入りする
1990  独立し、号 夢舟となる
1997~ 日本伝統工芸展、日本伝統漆芸展、現代美術展など数回入選、入賞する
2004  日本工芸会退会し独自の作家活動を始める
    JAPANブランド育成事業(カナダ)
    ソルトスプリング島(バンクーバー)にて実演・展示
    西武池袋店にて根付彫刻新作展に出展
    日本橋高島屋にて現代根付展に出展
2006  ニューヨークにて初個展 Erik Thomsen Asian art Gallery(ニューヨーク)
    アジアンアートフェアIN・NY出展(ニューヨーク)
2007  CONTEMPORARY NETSUKE アート&デザイン美術館にて実演 展示(ニューヨーク)
    横浜高島屋にて悠遊会展(彫刻・蒔絵)
    バーゼルワールドフェアにて独立時計師スピーク・マリーン氏とのコラボレーション作品出展(スイス)
2008  M&R サロンドモントレ銀座店にて実演・展示
2010  石川県伝統産業技能奨励賞受賞
2012  日本漆器協同組合連合会功労賞受賞
2015  第50回全国漆器展 個人最高賞 農林水産大臣賞受賞
2016  第51回全国漆器展 個人最高賞 農林水産大臣賞受賞 林野庁長官賞受賞(宝舟会)
     台湾国豊原漆芸館にて日本漆芸交流、漆芸特展開催
2018  オーチャードセントラルにて実演展示(シンガポール)
2020  国際漆展審査員特別賞受賞

<所属>
 ・Pelikan社(ドイツ)万年筆 蒔絵、螺鈿作家兼監修責任者
 ・国際根付彫刻会会員
 ・加賀美術協会会員
 ・宝舟会代表

<収蔵>
 ・Minneapolis Institute of Arts 【ミネアポリス美術館】(ミネソタ州ミネアポリス)
 ・Harvard Art Museums 【ハーバード美術館】(マサチューセッツ州ケンブリッジ)
 ・インド・ニューデリー/日本交流基金ニューデリー日本文化センター
 ・国分山 医王寺
 ・護衛艦かが
 ・加賀市永久保存二作品、画像永久保存四作品
 ・東京ミッドタウン日比谷(龍吟)
 ・小松大谷高等学校
 ・その他多数個人蔵

乾漆皿(華麗)


蒔絵合子(渚の追憶)


・歴史と自然が織りなす、加賀・山中温泉の新たな文化観光拠点「加賀依緑園」

加賀依緑園

 石川県加賀市山中温泉の中心に位置する「加賀依緑園」は、明治時代に建てられ、かつて老舗旅館「よしのや」の第2別荘として使用されていた歴史ある建物です。1947年には昭和天皇が滞在し、1963年には吉田 茂元首相が後継者に佐藤 栄作を指名した「山中会議」が開かれた場所としても有名で、多くの文人墨客や政財界の要人がこの地を訪れました。
 迎賓館としての役割を果たしてきたこの建物は、2021年からの大規模改修を経て、2024年4月に新たな文化観光施設として生まれ変わりました。明治時代の近代和風建築の趣をそのままに、伝統的な和風建築技術を随所に活かし、歴史的価値を持つ建物が丁寧に修復されています。館内では、これまでの歴史に関する貴重な資料や装飾品が展示されているほか、ゆったりと庭園を眺めながら抹茶と和菓子を楽しめる喫茶ラウンジが設けられ、訪れる人々に和の優雅なひとときを提供しています。また、地元作家による伝統工芸品の展示・販売も行われており、伝統工芸ならではの手仕事の美しさや職人の技術を間近で感じることができます。
 2024年4月には北陸新幹線の敦賀延伸が実現し、山中温泉へのアクセスが飛躍的に向上しました。これにより、観光客の増加が見込まれており、文化観光施設「加賀依緑園」は地域の新たな観光拠点としてますます注目を集めています。館内だけでなく、広大な庭園では四季折々の自然美も堪能でき、庭園散策を通して四季の移ろいを感じることができる点も魅力の一つです。
 「加賀依緑園」は、歴史と文化、自然を体感できる総合的な施設として、訪れる人々に忘れられないひとときを提供しています。
■施設案内
- ラウンジ

本館1階のラウンジでは、加賀依緑園が800年にわたり歩んできた歴史に関する展示をしています。皇族関係者や文人など著名な宿泊者のご紹介をはじめ、記録に残されたエピソードもご覧いただけます。また、昭和天皇がご宿泊された際に使用された食器類など貴重な史料展示もあります。
- 庭園

開館当初に遠州流庭園として建築物と庭が一体となった「庭屋一如」の考えのもと作られた庭園。令和の改修では、庭園デザイナー烏賀陽 百合氏の監修によって、敷地の傾斜を利用した水の流れをどこから見ても楽しめるようになりました。園内を巡り四季折々の美しさを楽しみながら、散策してみてはいかがでしょうか。

ラウンジ

庭園

- 展示室

展示室では金唐革紙(読み:きんからかわかみ)を中心とした展示をしています。金唐革紙は、17世紀にオランダとの貿易によって輸入された革製品から着想を得て、日本で生まれた擬革紙です。明治期には一大輸出産業として栄えながらも昭和戦前に製造技術が一度途絶え、近年になり金唐紙研究所の長年の研究により復元に成功しました。
- 菊の間・桐の間

かつて貴賓室と呼ばれていたこれらの部屋は、大正~昭和初期の建築を移設したもので、近代西洋建築の影響が色濃く残っています。なかでも壁に施された「金唐革紙」が目を惹くことでしょう。菊の間には当時の壁紙が今も残っており、また桐の間では金唐紙研究所によって復元された「金唐紙」が建設当時の輝きを伝えています。

幻の壁紙と呼ばれる「金唐革紙」

- 御殿(御幸の間)

井波彫刻中興の祖・初代大島 五雲が設計し、高名な宮大工である天日仁 太郎が腕を振るった御殿には、作り手たちの技術が凝縮しています。部屋中央の大島氏が制作した欄間彫刻はもちろんのこと、琵琶棚の欅の一枚板には「群雲の月」と呼ばれる細やかな象嵌装飾を見てとることができます。

御殿(御幸の間)

- 花月の棟

当館は多くの作家に愛された旅館でした。花月の棟は川端 康成が、さらに山手側にあった花筐の間には今 東光が、また少し下った春栄の間は吉川 英治が執筆のために長期滞在された記録やさまざまエピソードが残っています。なお、花管の間と春栄の間は老朽化のために現存していません。
- 唐船の棟・茶室

かつて浴室があった部分は、改修で茶室に生まれ変わりました。京都市の裏千家家元の邸内にある「又隠」という茶室を参照し、内観もさることながら、屋根の一部にはこけら葺きを用いるなど外観の細やかな造作にもこだわっています。唐船の間では、金沢を拠点とするギャラリー「縁煌(読み:えにしら)」による工芸の展示・販売を行っています。

「縁煌」による工芸の展示・販売

「縁煌」による工芸の展示・販売

■施設情報
施設名:加賀依緑園
営業時間:10:00~18:00(最終入場17:30)
休館日:木曜(祝日の場合は営業)
住所:石川県加賀市山中温泉南町ロ87-1
駐車場:山中温泉菊の湯駐車場、またはこおろぎ橋駐車広場をご利用ください。
電話番号:0761-71-2683
入場料:一般600円、団体(20名様以上)490円
Instagram:https://www.instagram.com/kaga_iryokuen

・株式会社リナシェンテの事業展開について
 株式会社リナシェンテは、「金沢まいもん寿司」を運営する株式会社エムアンドケイのグループ会社として、地域に根ざしたまちづくり事業を展開しています。公共施設の管理・運営やイベントプロデュースを通じて、地域社会の発展に寄与しています。理念に掲げる「ウェルビーイング経営」を基に、地域の歴史と文化を重視した観光拠点の開発にも取り組んでいます。実際に運営する施設には、石川県能美市の「ウェルネスハウスSARAI」、福岡県嘉麻市の「カホアルペ」、石川県加賀市の「加賀依緑園」があり、これらの施設を通じて地域文化の発信や、訪れる人々に多様な体験機会を提供しています。
 また、物販・EC事業では、ECショップ「NOIE.」を運営し、地域特産品を活用した商品企画・開発・販売や、ふるさと納税商品を展開し、地域経済の活性化を図っています。私たちは、地域活性化や文化振興に貢献し、地域社会と共に成長することを目指しています。
株式会社リナシェンテ
代表者名:東海林 寿典
本社所在地:石川県金沢市八日市3-604
業種:まちづくり事業、物販・EC事業
設立:2015年10月
URL:https://www.rina-m.co.jp/

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