プレスリリース

EIZOがワンマン運行における鉄道ホーム監視を支援する、鉄道車両規格準拠の車両搭載モニターを発売

リリース発行企業:EIZO株式会社

情報提供:

 EIZO株式会社(本社:石川県白山市、代表取締役社長 COO:恵比寿 正樹)は、鉄道車両規格準拠の15.6型フルHD(1920×1080)解像度の液晶モニター「DuraVision FDF1691W」を11月26日に発売します。価格はオープン価格※1です。

※1 オープン価格の製品は標準価格を定めていません。



1.概要
 近年、鉄道業界では運行体制の効率化や人手不足への対応のため、車掌が乗車せず、運転士がドアの開閉や乗客の乗降確認を担う「ワンマン運行」の導入が進んでいます。これに対し当社は、10年以上にわたり車掌がホーム監視を行うための鉄道ホーム設置用モニターを提供してきたノウハウを活かし、当社初となる車両搭載が可能なホーム監視用モニター「DuraVision FDF1691W(以下FDF1691W)」を発売します。運転席に設置できるFDF1691Wは、運転士による効率的なホーム監視を支援します。

 FDF1691Wは、鉄道車両へ搭載するため、各種鉄道車両規格に準拠する耐環境性(振動、水、高温および低温など)を備えています。また、日差しの強い環境でも表示映像をはっきりと視認できるように、800cd/m?の高輝度表示に加え、液晶パネルと保護ガラスの隙間を樹脂で埋めるオプティカルボンディング加工を標準で施しています。オプティカルボンディング加工は反射による映り込みを最小限に抑えるとともに、表示面の強度を高めます。





2.主な特長
■各種鉄道車両規格に準拠した、高い耐環境性
・JIS E 4031 (鉄道車両用品 - 振動及び衝撃試験方法)
・JIS E 4034 (鉄道車両部品 - 耐湿及び耐水試験方法) M1, M2, M3
・JIS E 4035 (鉄道車両部品 - 高温及び低温試験方法) H5種, L5種
・JIS E 4036 (鉄道車両構成部品 - ダスト試験通則) RF1
・JIS E 5004-1 (鉄道車両 - 電気品 - 第1部: 一般使用条件及び一般規則)
・JIS E 5006 (鉄道車両 - 電子機器: EMC, 温度)


■オプティカルボンディング加工により、太陽光による映り込みを軽減





■広視野角で、どの角度からもはっきり見える
 広視野角のIPSパネルを採用。上下、左右、見る角度による色味の変化が小さいので、縦横の設置方向や設置場所を自由に選べます。


保護ガラスにAR(アンチリフレクション)コーティング、AF(アンチフィンガープリント)加工
 液晶パネルには液晶面を保護する保護ガラスを装備。外光反射を防止しながら、黒の締まりやシャープネスを維持できるARコーティング、指紋などの汚れを付きにくくするAF加工を施しています。


■Picture by Picture(PbyP)機能で2系統の映像を同時表示
 HDMI(R)入力端子を2系統、DisplayPort(TM)入力端子を1系統搭載しており、2つの入力信号を1画面に並べて表示できるPbyP機能に対応しています。これにより、駅ホームの広範囲な映像を効率的に確認することができます。




■クロッピング機能で関心領域を切り出し、安全確認しやすい
 入力映像の任意の領域を切り出して表示できるクロッピング機能を搭載。カメラの画角を変更することなく、注視したい領域を的確に確認できます。PbyP表示時には、各入力でクロッピング位置を個別に設定可能です。
・HDMI信号のみ対応
・入力信号の解像度が1920x1080、1280x720の時のみ有効




・PbyP表示の場合



■ 入力映像の回転に対応し、設置自由度が高い
 入力映像を90°または270°回転させることができ、カメラやモニターの設置方向に柔軟に対応可能。クロッピング機能やPbyP表示との併用も可能です。





■赤/黄のカラー強調で、安全確認業務をサポート
映像全体の見た目の影響を最小限に抑えながら、赤/黄それぞれのカラーを強調することが可能。点字ブロックや車側灯の視認性を高め、安全確認業務をサポートします。強調レベルは、赤/黄それぞれ3段階から選択可能です。



■調整ダイヤルを搭載し、ワンタッチで輝度調整が可能




■車両内で電源を取りやすいDC電源を採用
・ACアダプタは付属しません
D-Sub 9ピンの制御端子を搭載し、遠隔からバックライトのオン・オフを制御可能
-15℃~55℃の性能保証温度、-20℃~70℃の動作保証温度を実現
■24時間連続使用で長期2年間を保証
■さまざまな取付け方法に対応
 VESA規格対応の取付穴のほか、筐体背面・側面に複数の取付穴を設けており、吊り下げ、運転台への埋め込み、ポールへの取付けなど、さまざまな設置ニーズに対応可能です。

■製品を保護する梱包材に環境負荷を低減する再生紙素材を採用

<イベント情報>
以下のイベントにて実機をご確認いただけます。
■第9回鉄道技術展
日時:2025年11月26日(水)~29日(土) 
会場:幕張メッセ
イベント詳細はこちら


DuraVision FDF1691W製品ページ
https://www.eizo.co.jp/products/id/fdf1691w/


●EIZOのサステナビリティの取組み
当社は、「映像を通じて豊かな未来社会を実現する」という企業理念のもと、製品・サービスおよび事業活動を通じてサステナビリティの取組みを進めています。特に環境に関しては、「循環型社会への対応」および「気候変動への対応」をマテリアリティ(重要課題)として掲げ、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)などの国際イニシアティブ提言に基づく情報開示を行っています。
具体的な取組みとして、2040年までのNet Zero達成に向けた「低炭素移行計画 - Transition to Net Zero -」の推進をはじめ、バリューチェーン全体で常に環境に配慮し、資源の有効活用、気候変動緩和への取組み、生物多様性および生態系の保護を含む環境保全、汚染予防、環境リスクの低減に努めています。
https://www.eizo.co.jp/sustainability/


EIZO、EIZOロゴ、DuraVisionはEIZO株式会社の日本およびその他の国における登録商標です。その他記載されている会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。DisplayPortは、Video Electronics Standards Associationの米国およびその他の国における商標です。HDMI、HDMI High-Definition Multimedia Interfaceという語、HDMIのトレードドレスおよびHDMIのロゴは、HDMI Licensing Administrator, Inc.の商標または登録商標です。
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【 お客様からのお問合せ先 】
EIZO株式会社 映像ソリューション営業部
TEL:03-5764-3401
Webサイト:https://www.eizo.co.jp

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