プレスリリース

【開催レポート】ハイレゾ「玄海町データセンター開所式」廃校活用のGPU専用データセンターで地方創生とAIインフラの共創を推進

リリース発行企業:株式会社ハイレゾ

情報提供:

GPUクラウドサービス「GPUSOROBAN」を展開する株式会社ハイレゾ(本社:東京都新宿区、代表取締役:志倉喜幸、以下当社)は、2025年8月22日(金)に町民会館 社会体育館にて玄海町データセンター開所式を開催しました。玄海町データセンターは、国内初*の廃校を利活用したGPUデータセンターです。地方創生とAIインフラの構築を同時に推進する、株式会社ハイレゾの新たな取り組みをご紹介します。



開所式概要
日時 2025年8月22日(金)
会場 玄海町 町民会館 社会体育館
主催 株式会社ハイレゾ
来賓 玄海町町長、玄海町議会、ハイレゾ株主・パートナー企業・取引先の皆様、他
出席者数 約150名

プログラム

12:30~13:00 玄海町データセンター開所式
13:30~16:30 懇親会およびデータセンター見学
当社は2025年8月22日、佐賀県に新たなGPUデータセンター「玄海町データセンター」を開設し、開所式を執り行いました。本施設は、石川県の志賀町データセンターおよび志賀町第2データセンター、香川県の高松市データセンターに続く拠点であり、AI推論に特化したデータセンターです。また、国内初の廃校を活用したデータセンターでもあります。AI技術の発展と地方創生を担う新拠点の門出を祝し、開所式には関係者約150名が集まりました。(*当社調べ)
期待に包まれた玄海町データセンター開所式

開所式の会場となった玄海町 町民会館 社会体育館


主催者挨拶

開所式では、まず代表の志倉が、事業の意義や今後の展望とともに「本取り組みは玄海町だからこそ達成できました。必ず成功させることをお約束します。そして玄海町の地域活性化につなげていきたいと思っています」と強い決意を語りました。

また、玄海町長 脇山伸太郎様をはじめとしたご来賓の方々からは、データセンター開設に対する感謝と期待が込められた祝辞を頂戴しました。「このデータセンター開設は、デジタルとエネルギーの融合という新しい未来像を描くものとして極めて重要で大きな意義があります。町内の教育機関や地域との連携を通じ、次世代を担う若者たちに学びと挑戦の場を提供し、町のブランド価値を高めていくものと確信しています」という脇山町長の言葉からは、新たな事業への期待の大きさが感じられました。

温かい拍手に包まれたテープカットの瞬間

主催者挨拶、来賓挨拶に続いて執り行われたのは、新事業の門出を祝うテープカットです。脇山町長、町議会議員の井上議長、株式会社佐賀銀行の鵜池専務取締役、ハイレゾ代表 志倉がテープにハサミを入れると、会場にはこの日一番の拍手が沸き起こりました。
廃校を活用したデータセンターを見学

GPUデータセンターとして利活用された旧有徳小学校


リノベーションされ新たな表情を見せるエントランス

開所式に続いて、完成した玄海町データセンターの見学会が行われました。2015年3月に閉校した旧有徳小学校の校舎を活用したこの施設は、旧校舎の教室部分をリノベーションして開設されています。

NVIDIAのGPU「RTX A4000」を備えるサーバールームでは、校舎の裏山側から涼しい空気を取り込み、サーバーを冷却して温まった空気を校庭側に排出する外気空冷の仕組みを取り入れています。参加者たちからはその設備や運用体制に関心を寄せる様子が見られました。




3つのサーバールームのほか、会議室や執務室も完備


大量の電力を安定供給するためのキュービクル

懇親会では、地元の食材を堪能

懇親会会場に用意された地元の特産品

データセンター見学後には、開所式会場に用意されたイカや牡蠣、鯛めし、佐賀牛といった玄海町の特産品のほか、地元飲食店の苺レモネードやバスクチーズケーキなどのスイーツとともに、和やかな雰囲気の中で懇親会が催されました。会場内のVR体験ブースでは、自然豊かな玄海町をリアルに体感できるコンテンツを楽しむ参加者の姿も見られました。

特産品を味わいながら親睦を深める参加者たち

地域活性化と持続可能なAIインフラの提供を目指して

メディアの囲み取材に対応

玄海町データセンターは、耐震性に優れた廃校舎を再利用することで、建設コストと工期を大幅に削減することができました。町の誘致支援策により電気代や通信費などの維持管理費を抑えられる点も大きな利点です。こうした地域の協力を受け、当社は「低価格・高性能なGPU環境の提供」という強みをさらに強化し、目標とする「日本の未来を支えるAIインフラの構築」への歩みをより一層確かなものにしています。

地域活性化への期待が高まる玄海町データセンターは、すでに町内から運用スタッフが雇用されており、今後さらに従業員を増やす計画です。また、2026年には香川県綾川町で、玄海町と同じく廃校を活用したGPUデータセンターの開設を予定しています。

ハイレゾは、今後もテクノロジーと地域資源の融合を通じて、日本の未来を支えるAIインフラの構築に向けた挑戦を着実に進めてまいります。
登壇者挨拶・ご祝辞(全文要約)
【主催者挨拶】株式会社ハイレゾ 代表取締役 志倉喜幸廃校を利活用し、AIバッチ推論に特化した日本初*のデータセンター



このたび佐賀県玄海町に、日本初*の試みとして、廃校を利活用したGPUデータセンターを設立しました。このデータセンターは、玄海町の電気料金の安さ、サーバールームを教室ごとに拡張できる設備の流動性、そして地域住民の皆様のご協力など、玄海町だからこそ実現することができたと考えています。(*当社調べ)

本データセンターはAI推論の中でも「バッチ推論」に特化した珍しいものです。現在はまだ小規模ですが、今後AI計算需要の増加にあわせて拡張を予定しており、日本やアジア全体に計算力を提供する拠点になることを目指します。また、今回の設立においては、地元の皆さんにご就業いただいており、IT施設が地方に広がることで地域活性化や雇用創出、地方創生にもつながっています。本事業の発展が将来的に日本中の地方、特に過疎や人口減少で悩まれている地域に対して、非常に有益なものを提供できると信じています。

今、データセンターの計算力は非常に注目されており、日本でこのような取り組みを増やしていくことが重要です。私たちハイレゾは、今後も日本全国にAIデータセンターを展開し、日本の計算力拡充に貢献してまいります。
【来賓祝辞】玄海町 町長 脇山伸太郎様玄海町の新たな未来を切り拓く原動力に



玄海町はこれまで第一次産業やエネルギー産業を中心に発展してきましたが、人口減少や社会構造の変化という課題に直面しています。これらを打開するため、新しい産業を育て地域に活力を取り戻す取り組みを推進しており、企業誘致を最重要施策の一つと位置付けて町の産業基盤づくりに取り組んでまいりました。

その成果として、このたびハイレゾ社の最先端GPUデータセンターがこの地に誕生いたしました。廃校を活用した本施設は、AIやビッグデータなどの分野で重要な役割を果たすだけでなく、デジタルとエネルギーが融合した新しい未来像を示すものとなっています。

このデータセンターは、地域に雇用や経済効果をもたらすことに加え、教育機関や地域の人材と連携し、若者たちに学びや挑戦の場を提供します。町のブランド価値を高め、まさに地域が未来に向けて自らを変革していく源となる施設になることを確信しています。

玄海町はこれからも地域企業と連携し、持続可能で魅力ある町づくりを進めていく方針です。ハイレゾ社のデータセンターが地域とともに成長し、玄海町の未来を切り拓く原動力になることを願っています。
【来賓祝辞】玄海町議会議員 議長 井上正旦様地域のシンボルに新たな命を吹き込む取り組み



旧有徳小学校が最先端データセンターとして生まれ変わり、玄海町の新たな未来が切り開かれたことを心よりお祝い申し上げます。玄海町はこれまで農業や漁業、そしてエネルギー産業を基盤に発展してきましたが、人口減少や高齢化といった課題に直面し、新たな産業の創出が長年の願いでした。このプロジェクトの成功は、その想いが現実となる象徴的な出来事です。

今回のデータセンターは、玄海町の電力という強みと最先端のデジタル技術が結びついた成果であり、地域に新たな産業基盤を築くものです。旧有徳小学校という地域のシンボルに新たな命を吹き込み、雇用創出や若者たちへの挑戦の場を提供することで、町の活性化に大きく貢献することが期待されています。

ハイレゾ社をはじめ、多くの関係者の皆様の努力と地域の協力によって実現したこのプロジェクトは、玄海町の未来を切り拓く原動力となるでしょう。私たちも町のデジタル化と多角化をさらに推進し、持続可能で魅力ある町づくりを全力で支援してまいります。本日は玄海町にとって歴史的な一日です。心からの感謝とお祝いを申し上げます。
【来賓祝辞】佐賀銀行 代表取締役専務 鵜池徹様データセンター開設がもたらす地域と産業の発展を支援



ハイレゾ社は、国内におけるGPU専用データセンターの構想を通じて、次世代への社会インフラとなる計算力を提供し、日本企業の競争力の向上や産業全体のイノベーションを加速させるべく邁進されている企業です。

このたび、佐賀県玄海町を新たな拠点としてお選びいただき、最新の設備を備えたデータセンターが完成したことは、地域経済にとって非常に喜ばしい出来事です。首都圏から離れたこの地を選ぶというご英断により、玄海町の資源である電力やインフラが最大限に活用され、地域と先進技術の融合が実現しました。この成果は、関係者の皆様のご努力の賜物であり、深く敬意を表する次第です。

今回のデータセンターにより、新たな雇用の創出や地域経済の活性化が期待されるとともに、ここから日本全国、さらには世界へと高い技術力が発信されることを確信しております。私ども地域金融機関としても、今後もより地域との連携を深め、ハイレゾ社の事業発展を支援してまいります。
懇親会にご出店・ご協力いただいた地域の皆様
- アトリエフルールシマ
- 陣寿司
- 中山牧場
- 平川いちご農園
- ファミリーショップやまぐち
- 前川菓子屋
- 松本アイス工房
- 丸福水産
- 吉福丸
- 渡邉水産
- 玄海町みんなの地域商社

https://www.youtube.com/watch?v=J8rgOYhQkxw


株式会社ハイレゾについて
ハイレゾは、2019年より石川県志賀町にてGPUデータセンターを運営し、GPUクラウドサービス「GPUSOROBAN」を提供しています。
2024年12月には香川県に中四国地方初となる「AI開発用GPU専用データセンター」を開設し、経済産業省の「クラウドプログラム」供給確保計画に認定されています。また、2026年以降に香川県綾川町の廃校を利活用したGPUデータセンターを新たに開設する計画です。これらの地方拠点を通じて、地方創生と生成AIの発展を推進してまいります。
2022年6月 NVIDIA「Best CSP Partner of the Year」受賞
2024年4月 経済産業省による「クラウドプログラム」供給確保計画に認定

会社概要
企業名  株式会社ハイレゾ
本店   佐賀県東松浦郡玄海町諸浦106-1
東京本社 東京都新宿区市谷田町3-24-1
代表者  代表取締役 志倉 喜幸
事業内容 GPU専用データセンターの運営、GPUクラウドサービスGPUSOROBANの提供
コーポレートサイト:https://highreso.jp/
GPUSOROBAN: https://soroban.highreso.jp/
サービスお問い合わせ先:soroban_support@highreso.co.jp

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