金沢市が運営するインキュベーション施設ITビジネスプラザ武蔵(金沢市武蔵町)に入居するIT関連企業が企画した「ツイッター活用セミナー」が3月10日、同施設内で開かれ、金沢市内の飲食店・商店経営者やビジネスマンら約50人がツイッターのビジネス活用法を学んだ。
ツイッターは、「今、何をしているか」を140文字以内でコメントし合うソーシャル・ネットワーキング・サービス。芸能人や作家、政治家など利用者は広がり、今年1月からは鳩山首相が公式にユーザー登録、利用を開始するなど、その影響力は高まりを見せている。
同施設に入居する企業が連携し地域活性化につながる情報を発信していこうという趣旨で企画した同セミナー。当日はドリームガレージの相羽大輔さんが講師を務め、続いてエイチツーオーの加茂谷慎治さんがコーディネーターとなり、ツイッターのビジネスへの活用法と今後の可能性をレクチャーした。ゲストには、近江町市場で串揚げ店「ひかりや」を経営する石原亨さんが登場し、おすすめの食材をリアルタイムに発信するほか、ユーザー限定のサービスを提供するなど、実際にツイッターを用いて集客に成果を上げている事例を紹介した。
相羽さんは「ツイッターは売り上げアップの魔法の道具ではないが、即時性やユーザーによる口コミ効果などの特徴を上手に活用することで、顧客とより密接な関係を築くことができる」とし、「商品やサービスに込めたメッセージを伝える手段としてツイッターが有効である」と締めくくった。