金沢法人会(金沢市南町4、TEL 076-222-2907)青年部会のメンバーが、12月22日、金沢市立東浅川小学校の5・6年生18人を対象に「租税教室」を開いた。
法人会は、正しい税知識を身に付けることで積極的な経営を目指す経営者から成る団体で、現在120万社の会員企業が参加し、41都道県に442の会を擁する。租税教室は、同部会が地域貢献活動の一環として昨年から取り組んでいるもので、子どもたちに税の意義を理解してもらい、お金やものの大切さを感じてもらうことが目的。今年は開催校を昨年の倍の6校とし、メンバーが10月から指導内容を練り、練習を繰り返してきた。この活動が評価され、金沢法人会は11月に金沢税務署長より表彰を受けている。
22日は同部会長の加茂谷慎治さんら5人が教壇に立ち、税金がどこに使われているのか、もし税金がなかったらどうなるのかを紙芝居やクイズを交えて分かりやすく説明。「みんなが健康で豊かな暮らしを送るために税金を納めている家族に感謝しよう」と締めくくった。
約40分の同教室を通して、身近な暮らしに税金が生かされていることを知った児童は「税金があってよかった」「もし税金がなかったら、自然環境が汚されたり、災害や事故が増えたりして大変」と口々に感想を述べた。
加茂谷さんは「今後は保護者にもアプローチできる機会を持ち、税について気軽に話し合える家庭環境づくりに貢献できれば」と話す。
同部会では今後、金沢市立南小立野小学校、同菊川小学校、津幡町立中条小学校などでも同様の教室を開く予定。