石川県国際交流協会(金沢市本町1、TEL 076-262-5932)が主催する「多文化が共生する県民フェスタ」が10月31日・11月1日、JR金沢駅東口のもてなしドーム地下広場と同広場から徒歩数分のリファーレビルの2会場で開催され、多数の来場者でにぎわった。
各国の民俗音楽や踊りが披露された「多文化が共生する県民フェスタ」ステージ
同フェスタは、県民と外国人が互いの国の文化や習慣の違いを認め合い、民間レベルでの交流の輪を広げることを目的に開催されたもの。
県内在住の外国人の数は現在1万2千人あまりで、今や県民の100人に1人を超えている。一方では、今年3月に発行されたフランスのミシュラン社の観光ガイドブックで兼六園が最高ランクの三つ星に格付けされたことで、金沢を訪れる外国人観光客も増加している。
当日は県内各地から各国の留学生や国際交流員、国際交流団体が参加し、自国の紹介ブースで「お国自慢」を披露するとともに、民族音楽や踊りを披露するステージショーや日本の子どもたちとのふれあい遊びで会場を盛り上げた。
リファーレ前には各国の名物料理が並ぶ「世界の料理屋台ストリート」が開設され、メキシコ風ピザ「ケサディーヤ」、ブラジルの肉料理「シュラスコ」のサンドイッチ、ロシアのギョーザ「ペリメーニ」などを販売する屋台の前には行列も。
屋内の会場では日本文化の体験コーナーも設置され、金沢を代表する伝統工芸である加賀友禅の体験に熱心に取り組む外国人の姿も見られた。