国内外から多くの観光客が訪れる金沢の「ひがし茶屋街」(金沢市東山)で7月31日、8月1日・7日・9日の各日、光のイベント「夏の夜 夢あかり」が開催される。
同イベントは今年で3回目。伝統芸能「加賀友禅」の意匠を取り入れたあんどんと小あんどん計約200基を設置。ほのかな明かりで茶屋街を包み、日中とは違った幻想的な空間を演出する。一般的に照明器具として江戸時代に普及したと言われる「あんどん」に、写実的な草花模様を中心とした絵画調の柄が特徴の加賀友禅が施される。期間中、ボランティア観光ガイド「まいどさん」による同茶屋街の案内も行われる予定。
イベントに合わせ7月31日~8月9日には、ひがし茶屋休憩館で「匠の技 あかり展」も開催。加賀友禅のタペストリーやあんどん、友禅作家が描いた金沢和傘などの伝統工芸品を展示する。同8日は、地元町会の「東山親和会」が同茶屋街旧2番丁で「盆踊りinひがし茶屋」も開催。
同市観光交流課の羽場さんは「今年は伝統工芸品の展示時間を夜まで延長したため、ほのかな明かりに包まれた幻想的な夜の茶屋街での散策を楽しんでほしい」と呼びかける。
開催時間は、「夏の夜 夢あかり」=18時30分~20時30分、「匠の技 あかり展」=9時~20時30分。ともに入場無料。問い合わせは同市観光交流課(TEL 076-220-2194)まで。