来年4月のグランドオープンに先駆けて一部先行オープンした金沢の近江町市場の「いちば館」に12月7日、カフェ・バー「木村」(金沢市上近江町、TEL 076-233-3999)がオープンした。
新装された「いちば館」の一角にある同店は、こじんまりした店内に落ち着いた雰囲気で、女性ひとりでも気軽に立ち寄れる。席数は、テーブル=12席、カウンター=10席。茶屋街の主計町(かずえまち)で2軒のバー「季なり」「千座」を経営するオーナーの木村淳子さんが「金沢の顔ともいえる『近江町市場』で使い勝手のよいバーを開きたい」と3店目の出店を決めた。
サンドイッチやカレーなどの軽食を中心とするが、市場内という立地ならではの新鮮な魚を使ったメニューが特徴。朝食は和・洋の2種類を用意し、和の「茶漬け」(700円)には金沢の佃煮が付く。「ちょっこし皿」(500円)は同市場の魚や乾物を使ったプレートで、地酒とともに地元の食材を楽しめる。
アルコールは、「天狗舞(てんぐまい)」「萬歳樂(まんざいらく)」など石川県の地酒や・シャンパン・ワイン・焼酎・カクテル・生ビール(700円~)などを豊富にそろえている。市場開場に合わせ朝8時からの営業時間内は各メニューがいつでもオーダーでき、昼下がりからアルコールも提供する。
「市場内の立地だけに日常の買い物に訪れる地元の人や観光客など、さまざまな人が買い物のついでに足を休める居心地のよい店にしたい。気軽に立ち寄って、自分なりのスタイルで楽しんでもらえれば」と木村さん。
営業時間は8時~23時。日曜定休。