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金沢に大型クルーズ船が寄港 出航時に三味線でお見送り

「MSCベリッシマ」に向かって三味線を披露する明宏会のメンバー

「MSCベリッシマ」に向かって三味線を披露する明宏会のメンバー

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 大型クルーズ船「MSCベリッシマ」が5月10日、金沢港の大浜埠頭(ふとう)に寄港し、出航イベントで三味線演奏が行われた。

出航イベントの様子

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 MSCベリッシマはマルタ船籍で、総トン数は17万1598トン、全長は315メートル以上あり、日本発着のクルーズ船では最大級。今回は大手通販会社のジャパネットがチャーターし、横浜発着で函館~秋田~金沢~済州島(韓国)~鹿児島と日本を一周する10日間の航程。最初の寄港地となる予定だった函館港には強風の影響で入港できなかったが、この日の金沢は快晴で穏やかな天気に恵まれた。

 金沢港では、今回のような長い大型クルーズ船の場合、「金沢港クルーズターミナル」のある無量寺埠頭ではなく、国際物流ターミナルのある大浜埠頭を使っている。

 同埠頭で行われた出航イベントでは、一川明宏さんが主宰する明宏会のメンバーが、客室のバルコニーや屋上のテラスなどに集まった乗客に向かって三味線演奏を行って場を盛り上げた。船上の観客からは手拍手や歓声が上がり、中にはバルコニーで踊る人も。一川さんは「観客が反応してもらえるように声をかけるなど工夫している。このような大きな船だと観客も多いので、コンサート会場のような一体感が出る」と話す。

 MSCベリッシマの次の金沢寄港は5月19日を予定。一般は大浜埠頭への立ち入りができないが、近くの見晴らし台から見学できる。

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