カフェ「モノクロCHAYA」(金沢市笠市町)が7月16日、JR金沢駅兼六園口近くにオープンした。
【VRで読む】JR金沢駅兼六園口近くにオープンした「モノクロCHAYA」
築50年の元電機店兼住居をリノベーションした店内は全体を白一色に塗った後、黒の油性ペンで梁(はり)や天井、階段などに縁取りをした。壁には葛飾北斎や兼六園などをイメージしたデザインのイラストを描き、和の趣がある白黒空間を演出している。イラストや縁取りは美術・建築に興味がある高校生や大学生などにも声を掛け、手描きした。
1階は撮影スポットとして、畳の小上がりや和傘、撮影用のライトなどを設置。商品を提供するカウンターにも学生などのアドバイスを参考に店名ロゴが入った撮影スペースを設けるなど、若い女性をメインターゲットに「写真映え」を意識した店づくりにこだわった。
2階はイートインスペースとして、35席を設ける。提供するのは特注の貝殻型の最中に2種類のアイスや生クリーム、フルーツや餡(あん)などをトッピングした「モナカアイス」(700円)。店長の坂上美佳さんは「第一印象でかわいいと言ってもらえるように、海の宝石のようなポップでカラフルな商品を目指した。コロンと小さなトッピングを詰め込んで、どこから食べるか楽しみに感じてもらいたい」と話す。
坂上さんは「店の奥に行くほどこだわり抜いたペイントや世界観が広がり、新たな発見や驚きがある。写真を撮るのが好きな方や県外の方にも金沢に来る目的として、漫画やアニメの世界に入り込んだようなモノクロの世界を楽しんでもらいたい」と呼びかける。
営業時間は10時~18時。木曜定休。