チタンと黒柿の希少な異素材がコラボする企画展「CONTRAST(コントラスト) 黒柿×チタン」が現在、ギャラリー「金沢クラフト広坂」(金沢市広坂、TEL 076-265-3320)で開催されている。
チタンを使ったアクセサリーを出展するのは「GAUSS」(高尾台)、黒柿を使ったバッグなどを出展するのは谷口(駅西新町)のブランド「BOIS」。過去の催事の縁からGAUSSのデザイナー町田義信さんに声を掛け共催が決まった。
会場にはGAUSSのアクセサリーやオブジェ約300点と、BOISブランドを含む谷口の製品約100点に加え、同展のために町田さんが制作したチタンと黒柿を組み合わせたアクセサリーやオブジェ10点が並ぶ。
チタンは軽く、さびにくく、高強度であるほか、金属アレルギーになりにくい特性がある。「チタンは軽い素材であるからこそ、アクセサリー以外にもオブジェなど作品の幅が広がる」と町田さん。今回初めて木材の掛け合わせに挑戦し「独特な色合いを表現できるチタンと、渋い木目の表情を持つ黒柿の相性は興味深かった」と話す。
「BOIS」ブランドは、薄くスライスした木材と本革を組み合わせた世界発のバッグやステーショナリーを展開する。「縫える木」をコンセプトに、木であるのにやわらかく、丈夫でしなやか、木ならではのぬくもりと木目の趣を生かした商品を展開する。
同展では展示点数を多めにし、来場者がマーケットのように楽しめるようレイアウトを工夫した。町田さんは「普段見る機会の少ない希少素材のチタンと黒柿から生まれた作品を楽しんでもらえれば」と話す。
開場時間は11時~17時(最終日は16時まで)。7月4日まで。