ツアーシリーズ「呼吸するまちvol.2 東山三丁目・森山」が2月29日、森山町小学校前(金沢市森山2)をスタート地点に開催される。主催は金沢クリエイティブツーリズム支援機構。
同団体ではガイドブックには載っていないツアーを企画し、金沢の「ディープスポット」を巡り新たな魅力を探る。金沢在住者でも普段気付かない体験ができるツアーとして、市内外の参加者に好評だ。
今年は一年を通して「ツアーのシリーズ化」を目指し、従来のまちあるきではなく、訪れる土地に住まう人や営みに注目していくという。ツアータイトルの「呼吸するまち」について、主催の奥裕司さんは「町を体に見立て、『吸う・吐く』行為を『栄える・衰える』に置き換え、衰えているように見える土地は呼吸の途中と考えた。緩やかな町の変化から土地の魅力をすくい取るという意味を込めた」と話す。
ツアーの舞台は、古くから金箔(きんぱく)職人たちが住まう由緒ある町。周辺住民に親しまれる「大和温泉」の3階にある、金沢を拠点とする美術作家の共同アトリエや、森山にある土蔵を改装したアンティーク着物のレンタルショップなど、町の動きに迫る内容になるという。
奥さんは「観光地から少し足を伸ばした先に何があり、どのような営みがあるのかを実際に目で見て、肌で感じていただければ」と話す。
開催時間は13時30分~15時30分。参加費は2,000円。定員は10人。集合場所は森山小学校前。参加はフォームから受け付ける。