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金沢市隣接の野々市市に新図書館 9メートルの「ブックタワー」シンボルに

「学びの杜ののいちカレード」の外観

「学びの杜ののいちカレード」の外観

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 金沢市に隣接する野々市市に11月1日、図書館と市民学習センターが一体化する施設「学びの杜ののいちカレード」(野々市市太平寺、TEL 076-248-8099)がオープンした。

【パノラマVR】野々市市にオープンした「学びの杜ののいちカレード」

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 敷地面積1万8822平方メートルで、2階建て館内の延べ床面積は5695平方メートル。最大約25万冊収蔵で、開館時の蔵書は約13万冊。館内中央に設置した1階から2階の天井まで高さ約9メートルのブックタワー2本がシンボルとなる。図書スペースを取り囲むように、創作スタジオやキッチンスタジオ、音楽スタジオ、研修室、ギャラリーなどを配置し、各部屋の近くに関連する書籍を置くなど利便性を高める。

 ボランティアスタッフが中心となり読み聞かせをする「おはなし会」(月3~4回程度)会場となるコーナーの昇降幕(パオ)は、同市出身のアニメーション監督・米林宏昌さんが原画を手掛け、温かみのある雰囲気に仕上げた。カフェは地元の人気店「ぶどうの木」が運営する。2階は青少年向けのスペースとして、若者向けの書籍を充実させるほか、予約可能な学習室も。

 陶芸教室やクラフト教室、料理教室、音楽ライブなど同館主催のプログラムも予定するが、市民が主体となり多目的に施設を利用することもできる。施設名の「カレード」は英語「kaleidoscope(万華鏡)」に由来し、図書館が万華鏡のようにその様相を変えながら、本を通して人の交わりや街の賑(にぎ)わいを創出するという願いが込められている。オープンに先だって10月28日に行われた「竣工式」には、同市長や国会議員などの関係者約140人が出席し、新スタイルの生涯学習施設に期待を寄せた。

 開館時間は9時~22時。水曜、12月29日~1月3日休館。同市在住・在勤・在学者をはじめ、金沢市・白山市・かほく市・内灘町・津幡町在住者も利用可能。

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