初開催となる「金沢マラソン2015」が15日、1万1821人のランナーが参加して広坂通りをスタートし、ゴールとなる県西部緑地公園陸上競技場まで秋の金沢を駆け抜けた。
朝9時、山野金沢市長のピストルの合図とともに、それまで降っていた雨が突然止んでレースがスタート。日本全国や台湾、アメリカなどの国と地域から集まったランナーは、「金沢をまるごと『走る!』」のキャチフレーズのもと設定された7つのゾーンを、思い思いのスタイルで完走に挑んだ。
コース途中にボランティアが運営する補給サービスには、和菓子や金沢カレーなどの変わり種も登場し、消防分団による加賀鳶の纏(まとい)やブラスバンドの音楽が選手を応援。ゴールの県陸上競技場では、子供太鼓や女性フラダンスチームなどが、最後の力を振り絞ってゴールに向かうランナーを励ました。
大会での男子優勝者は、ロシアの姉妹都市・イルクーツクから参加したウガロフ・ビクトルさん。記録は2時間17分19秒。女子は北海道から参加した藤野舞さんで記録は2時間53分22秒。次回開催は2016年11月13日(日)を予定する。