金沢城公園(金沢市丸の内)の三の丸広場で5月3日・4日、「金沢城プロジェクションマッピング2015」が開催される。
伝統と創造が同居する「金沢の魅力」の発信を目的に、金沢市が主催する。金沢城が舞台のプロジェクションマッピングは、昨年10月に続き2回目。北陸新幹線開業150日カウントダウンイベントとして行われた前回は、金沢城の菱櫓(ひしやぐら)、五十間長屋、橋爪門続櫓(つづきやぐら)に、日本最大級となる横幅140メートルの映像を投影。最新の技術と表現力による芸術的空間を体験しようと5万2000人が訪れた。
同イベントは昨年に引き続き、総合監修を映像作家の菱川勢一さん、音楽を作曲家の清川進也さんが手掛ける。前回の投影規模をベースに、今回は加賀友禅の色彩をふんだんに取り入れ再編集し、幅広い世代が楽しめるよう県の観光PRマスコットキャラクター「ひゃくまんさん」を投影するほか、メロディーやリズムなどの音源を全て人間の肉声で制作しリズミカルに編集するなど新たな要素を加える。
同イベントを担当する金沢市の桑原秀忠さんは「大人から子どもまで幅広い世代が楽しめる内容にバージョンアップした。クオリティーの高い映像を見に、県内外から多くの人に来ていただければ」と来場を呼び掛ける。
開催時間は、19時20分~、20時10分~、21時~、21時50分~。各回は約15分間で計4回。観覧は無料だが、入場には上映日当日(9時~17時30分)に「しいのき迎賓館石の広場」で配布される整理券(各回6000枚)が必要。1人5枚まで、1人で複数回の取得はできない。