金沢のにし茶屋街に昨年11月オープンしたスペイン王室御用達のチョコレート店「カカオサンパカ金沢店」(金沢市野町、TEL 076-256-3338)で3月8日、新スタイルの茶会「百式」が開催される。
「百式」は「茶の湯文化をもっと自由に楽しく」をコンセプトに、型にとらわれない茶の空間を創出し、新たな楽しみ方と伝統文化や現代アートを発信することを目的に地元のギャラリー店主やデザイナー、工芸作家らが活動するグループ。昨年11月に開催された初回の「百式茶会」では、茶道教室「SHUHALLY」(神奈川県横浜市)代表の松村宗亮さんが席主を務め、LEDを使った斬新な茶室と型破りなお点前で話題を集めた。
今回のテーマは「カカオと抹茶」。「洋の文化」で変化を遂げたチョコレートと「和の文化」で親しまれるようになった抹茶の相性を楽しもうという企画。気軽な呈茶で、高品質で濃厚なチョコレート2種と濃茶を合わせる。会の後半では、チョコレートとお茶の専門家が家庭でも気軽にできる楽しみ方を伝授する。
カカオサンパカの松木康成さんは「金沢に出店して間もないが、当地ならではの文化に応じたチョコレートの楽しみ方の提案をしたいと思っていた。新たな情報発信ができれば」と話し、「百式」のメンバーは「茶会というとかしこまったイメージがあるが、気軽に茶の文化に触れてもらいたい。一般に家でもできるようなスタイルを提案できれば」と話す。「今回は早々に予約で満席となったが、次回の企画にも期待してほしい」とも。
同イベントに合わせ、チョコレートと同企画に携わるギャラリー「ルンパルンパ」「KOGEIまつきち」が選んだ作家物のアクセサリーを詰め合わせたコラボギフトを3月1日~14日の期間限定で販売する。
参加費は2,000円(チョコの土産付)。各席15人まで。