金沢の都市型ホテル8社で構成し誘客に取り組むプロジェクトチーム「金澤八家」が1月14日、人気和菓子店から8種を詰め合わせた「金沢八菓」を発売した。
石川県のマスコットキャラクター「ひゃくまんさん」が描かれたパッケージ
「金沢八菓」は、浦田甘陽の「起上もなか」、菓匠高木屋の「鼓都」、越山甘清堂の「金城巻」、柴舟小出の「柴舟」、清香室町の「北前船」、中田屋の「きんつば」、森八の「宝達」、落雁諸江屋の「花うさぎ」を詰め合わせた商品。県のマスコットキャラクター「ひゃくまんさん」がパッケージに描かれている。
開発には「金澤八家」のホテルスタッフ約100人が携わった。それぞれが持ち寄った約80種の菓子から人気投票を行い、上位8品を詰め合わせたという。長く日持ちの効く菓子に頼らず、あえて1週間程度の生菓子も選ぶことで、金沢ならではの菓子文化をPRする。学会や企業用の手土産のほか、町内会や観光客などの需要を狙い、20個以上の予約販売とする。
2013年1月に発足した「金澤八家」参画施設は、「金沢都ホテル」(此花町)・「金沢ニューグランドホテル」(南町)・「ANAホリディ・イン金沢スカイ」(武蔵町)・「ホテル金沢」(堀川新町)・「金沢国際ホテル」(大額町)・「金沢東急ホテル」(香林坊)・「ANAクラウンプラザホテル金沢」(昭和町)・「ホテル日航金沢」(本町)。
同プロジェクトを率いる金沢ニューグランドホテルの庄田正一社長は「新幹線開業を目前に、3大和菓子処と言われる『金沢ならではの菓子文化』を国内外に広めることができれば」と期待を寄せる。
価格は、1箱1,500円。予約販売商品。問い合わせは1週間前までに「金澤八家」参画施設まで。