カフェレストラン「香林坊サンデー」(TEL 076-220-5248)が10月1日、香林坊109(金沢市香林坊)2階にオープンした。
同店は、野々市市の「JOHN かりおすとろ」などを展開する県内のカフェ・洋食店グループの4号店で、ファッションビルへの出店は初。オーナーシェフの柴田洋之さんは、金沢市内にあった喫茶店チェーン「ティーランド」の店長を長年務めた後、2009年に独立。グループ各店はアイデアの光るメニューで人気を集めている。
柴田さんにとって香林坊は自身が中高生時代に仲間たちと過ごし、今でも忘れられないさまざまな食べ物に出会った場所。今回、香林坊に出店するにあたり、当時を思い出す古き良き昭和の喫茶店の要素に、今どきのカフェのおしゃれなテイストを加えて、幅広い世代に楽しんでもらえる店づくりを行った。
フードはオムライスやカレー、焼きめしなど昔の喫茶店の定番メニューを中心に20種類。一番人気は、ケチャップライスやエビフライ、ミートボールなどをワンプレートに載せた「大人様ランチ」(880円)。かつて香林坊にあったシネマ街の喫茶店の人気メニューを再現した。ほかにも「香林坊 野菜玉子ウィンナーカレー」(850円)、「ノスタルジック 香林坊焼きめし」(680円)など懐かしさ漂うメニューが並ぶ。
デザートはアイスクリームやプリン、フルーツをぜいたくに使ったパフェやサンデーなど25種類。中でも人気は、自家製カスタードプリン2個を載せた「Wプリンアラモード」(820円)。真っ赤なチェリーやウエハース、美しいフルーツカッティングなど見た目にも楽しませてくれる。横長のガラス器に盛るサンデーも充実していて、「チョコバナナサンデー」(780円)、「ビューティフルサンデー」(980円)などをそろえる。
店内はカウンター5席を含めて全40席。にぎやかなファッションビルの中にありながら、リラックスして過ごすことができる。柴田さんは「かつて金沢にはたくさんの喫茶店があり、当時を知る世代の方もお越しになる。懐かしい味を楽しみに気軽に足を運んでもらえれば」と来店を呼び掛ける。
営業時間は10時~20時。