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金沢に柚餅子専門店「中浦屋」-町家改修した複合施設に

「金沢ゆべし中浦屋」が入っている「Machiya5」の外観

「金沢ゆべし中浦屋」が入っている「Machiya5」の外観

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 築120年の町家を改修し、雑貨店や事務所などが入居する複合施設「Machiya5」に6月1日、「金沢ゆべし中浦屋」(金沢市安江町18、TEL 080-6369-2010)がオープンした。

複合施設「Machiya5」の室内

 同店は輪島市で1910(明治43)年から「丸柚餅子(ゆべし)」を作り続ける「柚餅子総本家中浦屋」(輪島市河井町わいち)の直営店。今回の出店で金沢初進出となる。

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 取り扱うのは、金沢ゆべし「柚雲」(3,000円)を中心とした商品。江戸時代に加賀藩前田家藩主の御料理頭を務めた舟木長左衛門安信が書き残した文献を元に復元したもので、輪島の本店でも販売している従来の「丸柚餅子」(1,890円)とは異なり、もち粉ではなく道明寺粉を使っている。中には白山くるみやユズを刻んだものを練り込み、歯応えとユズそのものの香りを楽しめるという。ユズは湯涌から浅川地区周辺で収穫された「金沢ユズ」を使用しており、収穫量も少ないため希少価値も高い。そのほか、マルガージェラート(鳳珠郡能登町)とコラボした「ゆべしジェラート」(400円)など、ユズの加工商品も販売する。

 同店の前田みゆきさんは「全国に広がる柚餅子文化を金沢から再発信し、世界に広げていきたい」と語る。町家内に店を構えたことに絡めて、「この辺りは昔からの町並みや地域性が残る地区。地域に根差し、この町家のように100年以上続くような店にしていきたい」とも。

 営業時間は10時~17時。火曜定休。