金沢市内のアートスペース10カ所が1日限定で開店時間を延長する「ナイトギャラリー」が4月6日夜、開催される。中には、アルコールを提供し、夜ならではの楽しみ方を提案するギャラリーもあり、夜桜見物帰りの市民らの来館を心待ちにしている。
主催は、市内のギャラリーなどが連携して組織する「金沢アートスペースリンク」。参加店の多くは通常18時~19時ごろまでの営業だが、当日は開店時間をおおむね22時まで延長する。
展示内容はさまざまで、「金沢アートグミ」(青草町)では、金沢美術工芸大学と金沢大学、金城大学短期大学部、金沢学院大学でアートやデザインを学んだ学生の卒業制作作品10点を紹介する「卒展セレクション」を開催している。陶芸カフェギャラリー「陶庵」(入江2)は、この日限りで「Bar&Galleryポノオ」を開店し、作家が手掛けた酒器を使って酒を提供する。
「こうさく舎くりくほ」(泉3)は、布で動物や鳥を作っている「mukashiya(ムカシヤ)」さんを囲む座談会を開く。
会場はほかに、「ギャラリー点」(入江2)、「ガレリア ポンテ」(野町1)、「KOGEIまつきち」(安江町)、「コニーズアイ」(武蔵町)、「山の上ギャラリー」(山の上町)、「shirasagi/白鷺美術」(柿木畠)、「金澤町家GALLERY&CAFE椋」(東山2)。
「金沢アートグミ」の常駐スタッフ小森みゆきさんは「ギャラリーが連携することで、普段行かない会場にも出掛けてみようと思ってもらえるのではないか。夜桜を見た帰りに立ち寄ってほしい」と話している。
開催時間など詳細の確認は各店まで。