金沢駅近くに3月4日、ジビエ料理と豊富なワインの品ぞろえが売りのレストラン「L‘OSTAL(ロスタル)」(金沢市安江町、TEL 076-260-7121)がオープンした。
フランス語で「家」や「家族」の意味を持つ同店は、金沢駅から徒歩圏でありながら閑静な通りに立地し、店内も落ち着いた雰囲気。店舗面積は15坪、カウンター6席とテーブル12席を設ける。ターゲットとする客層は30~50代で、客単価は5,000円前後。
市内のレストランでフレンチシェフとして経験を積んだ舘里美さんが腕を振るう同店の看板メニューは、ジビエ料理。新潟産の青首鴨・丹波の本州鹿や猪・十勝産の熟成黒毛和牛など、舘さんが自ら全国を探し歩いて目利きした食材を使う。ワインは、常時約200種類をそろえる。
肉料理以外でも、魚・野菜などの食材にこだわり「極力、国産を使いたい」と舘さん。地元の農家野菜を使ったバーニャカウダー(800円)や、活バイガイと岩ノリのトマトリゾット(1,400円)など、地元石川産も積極的に取り入れる。季節ごとの「おすすめシャアコース(2人前)」(4,000円)も用意する。
舘さんは「野生の肉と言うと昔から鍋などの田舎料理として出されることが多く、『臭い』『硬い』というイメージを持つ人も多いと思う。食材を吟味し、丁寧に処理し調理すれば、柔らかくおいしく仕上がるもの。ジビエ料理にワインを合わせておいしく味わってもらえれば」と来店を呼び掛ける
営業時間は17時30分~翌1時。日曜定休。