金沢・港町のギャラリー「金沢大野湊 かたかご庵(あん)」(金沢市大野町)で7月7日・8日、「キモノコモノ市」が開催される。
金沢大野湊「かたかご庵」で開催される「キモノコモノ市」の会場風景
カフェ&アンティーク着物店「畳世」(新竪町、TEL 076-263-2632)と金沢出身の岩崎さんが店主を務める「昔きもの 芽依」(大阪市)が主催する同イベント。ビンテージパーツを使った和洋折衷のモダンな和小物や、つまみ細工のアクセサリーが好評で、今回が3回目。
今回は、「畳世」店主の川田美紀さんがかねて付き合いのある同庵主の上陽子さんの古く趣のある町家を会場とし、浴衣や夏着物に似合う大人かわいい和小物など約700点を並べる。これまでの開催で人気を博した、げたや草履の仕立てや手持ちの台の鼻緒のすげ替えも行う。
「着物には少し抵抗があるが、浴衣なら抵抗なく着られるという人は多いはず。そういう人たちに向け夏を迎えるこの季節に、量販されるプリント柄の着物でなく、質の良い古典的な柄の藍染め浴衣など、現代ではかえってオシャレで新鮮に映るような着物を提案したい」と川田さん。「着物は着ないが和小物は好き」と言う人のためにも、普段使いできる和のアクセサリーなども用意する。「頭から足元まで、トータルのコーディネイトを楽しんでもらえれば」と来場を呼び掛ける。
同イベントが七夕と重なることもあり、会場には七夕のしつらえを施し来場者を迎える。7日は、地元の麹(こうじ)料理研究家・小紺有花さんプロデュースの1日カフェ「癒やしの麹ドリンクとスイーツでおもてなし」で40食限定の七夕セット(770円)を提供するほか、8日は「かたかご庵」の庵主・上さんによる大野町案内「ぶらり着物さんぽ@大野」を予定する。
開催時間は、11時~19時(8日は18時まで)。問い合わせは、会期中=「かたかご庵」(TEL 076-267-5272)、事前は=「畳世」まで。