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伝統工芸のまち・むさしを体感-職人が和菓子や玩具づくりを手ほどき

「越山甘清堂」の職人から手ほどきを受けながら上生菓子を作る子どもたち

「越山甘清堂」の職人から手ほどきを受けながら上生菓子を作る子どもたち

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 伝統工芸に携わる店が多く集まる商店街の個性を知ってもらおうと、武蔵商店街振興組合(金沢市武蔵町)が主催する体験イベント「伝統文化ふれあいフェア むさし再発見」が11月3日、和菓子店「越山甘清堂」(武蔵町)で開かれ、職人らが和菓子や玩具などの作り方を手ほどきした。

子どもたちに上生菓子の作り方を教える「越山甘清堂」の職人、本田直二さん(右)

 会場では、7店の職人や社員らが11の教室を開催。このうち、1888(明治21)年創業の同店が実施した「和菓子手づくり体験」では、親子連れらが60年のキャリアを持ち、金沢市の「菓子名工賞」にも選ばれた職人、本田直二さん(76)と、同、本田茂さん(60)から上生菓子の作り方を教わった。挑戦したのは、練りきりあんの形を整えて、紅葉と菊の花の形に仕上げる工程で、参加者は餡(あん)をつまんだり、反り返らせたりして思い通りに形作っていく2人の職人の手技に見入り、同じものを作ろうと四苦八苦していた。

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 「きれいに仕上げられるようになるためには慣れるしかない。今回は上手、下手は別にして、楽しんで、お菓子に親しみを持っていただければうれしい」と本田直二さん。

 一方、加賀人形と金沢の郷土玩具を扱う、江戸時代末期の1862年創業の「中島めんや」(尾張町2)は、来年の干支(えと)である辰(たつ)の「起き上がり」の絵付け体験教室を開いた。指導役を務めたのは、40年以上の玩具職人歴を持つ森村幸二さん(63)。参加者はポスターカラーを使って辰の張り子の顔や手に色を付け、目、口、長いひげを描き入れた。

 森村さんによると、近年、郷土玩具を買い求める客はコレクターがほとんどで、子どものおもちゃとして使われることは少ないというが、この日参加した子どもたちは完成した「起き上がり」に大喜びしていた。

 1897(明治30)年創業の「金箔(きんぱく)工芸 田じま」(武蔵町)の教室は「金沢箔(はく)の箔張り体験」。参加者はシールを使って、ネコやカボチャなどを描いた飾り皿を完成させた。

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