4月29日に開幕する「ラ・フォル・ジュルネ金沢『熱狂の日』音楽祭2011」に合わせ、七尾市出身のパティシエ辻口博啓さんらがシューベルトをイメージしたオリジナルスイーツを作った。5月4日まで、メーン会場の石川県立音楽堂(金沢市昭和町)などで限定販売する。
辻口さんと、辻口さんが経営するカフェ「ル ミュゼ ドゥ アッシュKANAZAWA」(金沢市出羽町、TEL 076-204-6100)のパティシエたちは毎年、同音楽祭のテーマを題材にオリジナルスイーツを考案している。今年も、テーマの「ウィーンのシューベルト」から着想したチョコレートケーキとマカロンを完成させた。
チョコレートケーキは、無名時代のシューベルトを支援するため友人たちが開いたサロンコンサートから名前を冠した「シューベルティアーデ」。ミルクチョコレートクリームと、クルミとライスパフ入りの紅茶のスポンジ生地を重ね、表面にはチョコレートクリームと金箔(きんぱく)をあしらい、サロンコンサートの楽しい雰囲気を表現している。
マカロンはピンク色の生地にバルサミコと旬を迎えた七尾の崎山イチゴのジャム、クリームチーズを挟み込み、歌曲のタイトルから「野ばら」と命名した。
辻口さんは「音楽は人に力を与える。被災地が復興に向けて明るく前進してほしいとの思いをスイーツに込めた」と話す。
「シューベルティアーデ」は4号サイズで1,800円、「野ばら」は1個=250円、5個入り=1,250円。「ル ミュゼ ドゥ アッシュKANAZAWA」でも販売する。