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「3D KUTANI」話題に-霊峰・白山周辺の風景を3D表現した九谷焼の皿

満る文で販売している「3D KUTANI」の青磁の角皿

満る文で販売している「3D KUTANI」の青磁の角皿

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 石川県の伝統工芸として知られる九谷焼で、白山とその周辺の風景を立体で表現した皿「3D KUTANI」が昨年9月の発売以来、山好きや学校関係者などの口コミで広まり注目を集めている。好評を得て昨年末、「立山」版も完成した。

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 同商品を販売するのは、九谷陶芸村の「満る文(まるぶん)」(能美市、TEL 0761-57-0172)。社長の東秀樹さんの山歩き仲間で商業デザイナーの炭外志郎さんが考案し、東さんの兄・東文太郎さんの「文吉窯」で製作した。同店では、ほとんどの商品を県外のデパートや専門店に卸しているが、同商品は同店ショールームのみで展示・販売する。

 「立体を表現するのは案外難しく失敗も重ねた」と東さん。白山周辺の山の起伏を巧妙に再現した「HAKUSAN PLATE」は、丸皿(3,700円)と長角皿(7,300円)の2種があり、それぞれに青磁と白磁をそろえる。追加製作した「TATEYAMA PLATE」は長角皿(7,300円)のみ。

 伝統工芸の現況について、東さんは「九谷焼も含め全国的に困難な状況が続いている。『売れるなら何でもあり』という商品が増えたのは残念だが、一方で有望な若い作家も多く生まれてきているのが楽しみ。昔のように『良いもの』を褒めて買ってくれる、力のある『だんな衆』が多く存在してほしい」と話す。

 商品の詳細は同店サイトで確認できる。

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