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金沢大がサイエンスセミナー、若手研究者、最先端科学の魅力伝える

高校生らを対象に行われた「まちなかサイエンスセミナー」

高校生らを対象に行われた「まちなかサイエンスセミナー」

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 アートシアターいしかわ(金沢市片町2)では12月4日、金沢大学フロンティアサイエンス機構の「まちなかサイエンスセミナー 若手が伝える最先端科学」開かれ、同機構の研究者らが高校生や同大生ら約30人を前に、生命の神秘や極小のナノの世界を探る研究の楽しさを語った。

金沢大がサイエンスセミナー、若手研究者、最先端科学の魅力伝える

 同機構は、同大の特徴的な重点研究プログラムを世界に通用するレベルに引き上げることを目的とした支援組織。同大では現在、教官約1,000人が各分野で研究しており、中でも生命科学、地球科学、脳科学、原子間力顕微鏡を用いたナノテクノロジーに重点を置いているという。今回のセミナーは、高校生や同大の学部生に科学の魅力を伝え、進路選択に役立ててもらうのが狙い。30代の3人が講演を行い、5人がポスター展示で研究成果を発表した。

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 ヒトの脳を調べるため、代わりにヒトと共通する遺伝子を持つショウジョウバエを研究している同機構の佐藤純特任准教授は、ハエが脳のどの部分で、人間が振り回すハエたたきを知覚しているかをわかりやすく説明した。また、わずか1ミリの大きさの脳が20万個もの神経細胞を含んでおり、危険な臭いや光景を記憶して、危難を避ける学習能力があると述べた。

 そのほか、堀家慎一特任助教は「遺伝子を陰であやつる不思議な仕組み」、同大バイオAFM研究センターの淺川雅特任助教は「顕微鏡をつかったナノワールド探検-生体の分子を見てみよう!-」をテーマに、それぞれ登壇した。