野々市町御経塚の国道8号沿いに11月3日、家電量販店「ケーズデンキ金沢本店」(TEL 076-240-1011)がオープンし、土曜・日曜・祝日を中心に買い物客でにぎわっている。
ケーズデンキの店舗は県内5カ所目。金沢本店はワンフロアで、県内最大級の約8,000平方メートルの広さがあり、テレビや洗濯機、冷蔵庫、パソコン、エアコンをはじめとする約3万点を並べる。太陽光発電とオール電化の相談カウンターや、風呂・台所・住宅設備全般を扱うリフォームコーナー、パソコンの診断・修理を受け付ける「パソコンクリニック」も設けた。フロア中央のイベントコーナーでは、話題の商品や新製品を紹介している。
オープン初日の3日は、開店前から長蛇の列ができ買い物客で込み合ったほか、週末の6日・7日も日替わりの特価品などを目当てに親子連れや年配の夫婦らが訪れた。両日、子ども向けイベント「キッズスタンプラリー」も開催され、約3,000人が参加する人気ぶりだった。
売れ筋商品は薄型テレビで、「19型から60型までが幅広く売れている」(相澤利典店長)という。「開店後1週間の売り上げは目標を大きく上回った。今後、セール第2弾、そして年末セールに突入していく」とも。
同店がオープンした野々市町御経塚4丁目は、周辺10キロの同町と金沢市内に既存の5つの家電量販店がひしめく激戦区で、テックランド野々市店などを展開するヤマダ電機も3日、「どこの店にも負けません」と大書きしたチラシを新聞に折り込むなど対抗意識をあらわにする店も。チラシ効果があったのか、同日以降、テックランド野々市店には前年比6割増、同金沢本店(同市西都)には同3割増の来店客があったという。
「創業20周年祭」を実施中の「100満ボルト金沢本店」は10月30日~11月9日、土曜・日曜・祝日に日替わり特価品を用意。店内を改装してリフォームコーナーや実演コーナーを充実させたこともあり、11月に入ってからは前年比2倍の売り上げを計上しているという。高嶋広成店長は「普段は野々市町や白山市のお客さまが多いが、ケーズデンキ金沢本店さんの開業との相乗効果で、金沢市の方にも来ていただいているのでは。今後も客足は伸びていくと思う」と集客効果に期待を込める。