「いしかわ子ども邦楽アンサンブル」の結団式が9月19日、石川県立音楽堂(金沢市昭和町)で行われ、金沢市や小松市在住の25人が邦楽の道へ一歩を踏み出した。
子どもたちに邦楽に親しんでもらい、伝統芸能を継承するのが目的で結成された同アンサンブル。対象年齢は小学1年~高校3年で、7歳~15歳の25人から応募があった。初心者が多く、三味線や琴、横笛、かね、大鼓、小鼓、太鼓などの邦楽器を一から学ぶ。
式では、岩崎巖県音楽文化振興事業団事業部長が「石川県には、歴史や文化の土壌がある。このアンサンブルを邦楽の入り口にしていただきたい」と激励し、講師の邦楽囃子(はやし)家、望月太左衛(たざえ)さんがあいさつした。
引き続き、初げいこが行われ、子どもたちが小鼓と太鼓に挑戦。望月さんや一門の「一如乃会(いちじょのかい)」の指導を受けながら、「口唱歌(くちしょうが)」を交えて持ち方や打ち方の基礎を身に付けた。
今後は月2回、練習を重ね、11月28日の「フレッシュ!フレッシュ!若人の伝統芸能祭」で初舞台を踏む予定。