猫の仮装などを競う「猫にゃんグランプリ」が7月31日、かほく市の「うのけ総合公園野球場」で行われ、出場者がユニークなメークや踊りで来場者を沸かせた。
同市の夏祭り「サマーフェスタinかほく」の一環。同グランプリは、同市出身の哲学者、西田幾多郎が猫好きであったことと、姉妹都市で哲学者、マルティン・ハイデッガーの故郷、ドイツ・メスキルヒ市が毎年、市民らが猫のお面をかぶって踊る祭典を開催していることから企画され、約15年にわたって実施されている。
仮装とダンスの2部門があり、今回は仮装部門に同僚や友人同士、祖母と孫らで作るグループ10チーム、ダンス部門に18チームが出場した。
仮装部門では、ほとんどのチームが顔にひげを描く「猫メーク」を施し、頭には耳、お尻にはしっぽをつけてステージに登場した。今年のテーマは「躍動」。鍋や目玉焼きをのせたフライパン、ほうきを持って踊る熟年女性チームがあれば、銀色のドレスを着てとんねるずとDJ OZMAのユニット「矢島美容室」をまねるグループも。かほく市役所の新人職員たちはAKB48の「会いたかった」に合わせて軽快なダンスを披露し、V・チャレンジリーグ所属の実業団バレーボールチーム「PFUブルーキャッツ」も顔を赤や青、グレーに塗ってチームをPRした。
来場者は家族や友人らとともに芝生の上に座り、出演者の動きに合わせて手拍子をしたり、声援を送ったりして楽しんでいた。パフォーマンスの後、部門別に審査が行われ、グランプリ、準グランプリなどに選ばれたチームが表彰された。