河北潟干拓地でスイカ収穫体験-悪天候でも3カ月で3Lサイズに

スイカを持ち上げる子ども

スイカを持ち上げる子ども

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 河北潟生産出荷組合すいか部会(津幡町湖東)などが主催するイベント「すいか栽培体験 おいしいスイカをつくろう!」が7月3日に最終回を迎え、家族連れら16組約30人が金沢市湖南のビニールハウスで大きく成長したスイカを収穫した。

スイカを収穫する親子

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 スイカは、4月4日に苗を夕顔に接ぎ木して植えた大玉品種「縞無双(しまむそう)HL」で、参加者が苗から伸びたつるを摘む「摘芯(てきしん)」や、雄花と雌花の交配、1株あたりの果実を1つだけにする「摘果(てっか)」などの作業を行ってきた。当初は6月27日の収穫を予定していたが、4月・5月に低温が続いたため生育が遅れ、1週間延期した。

 当日、参加者は重さ8~9キロの3Lサイズに育ったスイカに目を見張り、「すごく大きな玉になった」などと喜びの声を上げた。はさみや手でつるを切り両手で抱えて重みを実感すると、一様に顔をほころばせた。中には、つる枯れしたものもあったが、同部会が代わりのスイカを用意し、すべてのグループが2個以上を持ち帰った。

 試食も行われ、参加者は7月5日の初出荷よりも一足早く、干拓地の粘土質の土が育てた甘みとシャリ感を堪能した。

 母親、弟と参加した津幡町井上小2年、中川陽菜さんは「持ち上げたら重かった。大きなスイカができてうれしい」と笑顔を見せた。

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