金沢市のライブハウス「クイーンズ・コート」(金沢市駅西本町3、TEL 076-262-9980)で6月14日深夜、サッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の観戦イベントが開催され、観客が日本代表の勝利に酔いしれた。
1次リーグE組の日本代表は、14日23時(現地時間同16時)からのカメルーン戦が初戦。100インチのプロジェクターが設置された店内では、日本代表のユニホームに身を包んだり、ほおに日の丸をペインティングしたりしたサポーターら約130人の観客が観戦。ドラムの音に合わせ、「ニッポンコール」に声をからした。
試合開始早々の前半8分、ボールを持ったカメルーンの選手が日本のゴールに迫ると、観客からは悲鳴が上がり、「心臓が止まるかと思った」との声も。同39分、金沢の星稜高校出身の本田圭佑選手がゴールを決めると歓喜の声が沸き起こり、店内の盛り上がりは最高潮に達した。後半は日本代表がカメルーンの猛攻をかわし、1-0のまま試合が終了。この時を待ち構えた観客は万歳を行い、周囲の人とハイタッチをして勝利の喜びをかみしめた。
同店からは日本代表の勝利を祝ってドリンクのサービスがあり、観客が祝杯を挙げた。同僚とともに観戦した金沢市在住の男性会社員は「最高だった。日本代表は団結力があって、守りもしっかりしていた」と声を弾ませた。
同店では、日本-オランダ戦が行われる19日、日本-デンマーク戦の25日未明も同様の催しを行う。入場料は500円。