金沢産有機大豆で手作りみそ-地産地消の一環で

味噌作りの様子

味噌作りの様子

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 金沢の消費者活動団体「大豆コミュニティ マメジン」は2月3日、近江町消費者会館(金沢市近江町)で「ぶった農産」(石川郡野々市町)の佛田利弘社長を講師に迎え、地元農家が生産した有機大豆を使い、みそ作りを行った。

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 同活動で使用する原材料は、すべて地元生産の大豆と糀(こうじ)と塩のみ。大豆は、無農薬と国産有機農業を特徴とする農産工房「金沢大地」(金沢市八田町)の有機大豆13キロ、石川県の米生産者である「ぶった農産」が提供した18枚の米糀、能登産の塩6キロを使用した。

 みそ作りには最初、前日から水に浸しておいた大豆を、あくをとりながら長時間煮込む必要がある。次に、充分煮た大豆をつぶし、つぶした大豆をたらいなどに広げてさましてから、さらに、あらかじめ作っておいた糀に塩を混ぜ込んだ「塩きり糀」をまぶした後、湯を入れて練り込みながら、ソフトボール大の団子状にする。最後に、たるに詰めていき仕込みが完了する。今の時期に仕込み、4カ月から6カ月ほど熟成させ完成する。

 「毎年、出来栄えが全然違う。気温の変化などにより『発酵』の具合がまったく同じように起きると限らないから。今年のみそは、毎年の活動の中でも、出来栄えの良い2004年物の味を越えることができるかどうかが楽しみ。有機大豆を使うので高タンパクで『うまい』みそになる。みそ作りの活動をするだけでも、そうした自然の力と偉大さを感じる」と、同コミュニティーのウェブマスター・遠田さん。

 「マメジン」は、金沢の中小企業経営者を中心に1999年から活動を始め、元々「中小企業家同友会」という異業種交流会の中の1つの活動グループで取り組み始めたもの。金沢市近郊の遊休農地を300坪ほど借り、大豆を作り、みそやと豆腐作りを楽しみながら、農業を通して自給自足・環境問題などを考える集まり。現在、老若男女100人を超えるメンバーが活動を行っており、随時、参加を募っている。問い合わせは、メール(遠田さん=info@mamejin.com)で。

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