石川県九谷焼美術館(加賀市大聖寺、TEL 0761-72-7466)で現在、全国の小学生を対象にした「海の生きものイラストコンクール」の作品を募集している。
7回目となる同コンクール。同館の館長で作家でもある高田宏さんが「自然」をテーマにしたイラストコンクールを志向し、第1回のテーマ「動物園」を皮切りにスタート。これまで「鳥」「昆虫」「植物」といったテーマで実施されてきた。今回は「海のいきもの」をテーマに募集する。
優秀作品19点の受賞者には、九谷焼作家が作品の原画をもとに絵付けした皿を贈る。入選作品200点は同館で展示するほか、選外の作品もファイルなどの冊子にまとめ、来館者が観覧できるようにする。同館では「九谷焼発祥の地として、小学生のころから九谷焼に親しんでもらいたい。地元作家にとっては、子どもたちの感性に触れることで新たな創造のきっかけにしてほしい」と思いを込める。
審査員は挿絵画家の西のぼるさん、九谷焼作家の山本芳岳さん、NPO法人「さろんど九谷」の下口進理事長、高田宏館長が務める。審査日は6月25日。最優秀作品1点、優秀作品8点、佳作10点の計19点の受賞者には、展覧会最終日9月25日の表彰式で皿を贈呈する。
8月6日~8日に関連ワークショップ「小学生親子九谷焼絵皿絵付け体験教室」も開催。参加費は500円で、要予約。
同館学芸員の師岡正樹さんは「小学生と作家のコラボレーションによる絵皿は、毎回見応えのある素晴らしい九谷焼作品となる。今回も小学生の皆さんの力作を寄せてほしい」と応募を呼びかける。
応募は1人5枚まで。詳細は同館サイトで確認できる。応募締め切りは、6月20日。