石川県は8月1日より、2008年からの本格販売を予定しているブドウ新品種「ルビーロマン」のサポーター募集を開始した。
ルビーロマンは、同県農業総合研究センター砂丘地農業試験場が11年の歳月をかけて育成した。大粒ブドウの代表品種「巨峰」の約2倍に成長する国内品種最大級の粒張りが特徴で、鮮やかな紅色をしている。巨峰並の糖度があり、果汁が豊富で果肉の皮離れがよい。2006年2月には同品種の全生産者による自主研究組織「ルビーロマン研究会」が発足し、県や関係JAなどと連携して栽培技術の向上や共同出荷体制整備の検討などを行っている。
サポーターは、同県オリジナルの新品種であるルビーロマンを全国に広めていく役割を果たす。サポーターとして入手した産地の情報を周囲に伝えるPR活動や一般消費者からの意見などの情報収集、PR活動に対する提案、県や同研究会が開催するイベントへの参加などが主な活動となる。サポーターには同品種に関する最新情報が届けられるほか、同研究会主催のイベントへの案内が優先的に送られる。
第1回イベントは、8月28日にレストラン「ぶどうの木」(金沢市岩出町)で開催する「ルビーロマンを楽しむ会2007」。同イベントにはサポーターだけが参加でき、同品種の試食や県外サポーターであるミュージシャンの尾崎亜美さんによるミニコンサート、生産者との交流や意見交換、2008年産ルビーロマンの優先購入の予約受付などが行われる。
応募資格は、県内在住の高校生以上のブドウ好きで、同品種に関心があること。募集人員は50人で年会費は5,000円(イベントへの参加経費に充当)。官製はがきに住所、氏名、生年月日(年齢)、連絡先を記入の上、ルビーロマンサポーター事務局(〒920-3198 金沢市才田町戊295-1、中央普及支援センター内、TEL 076-257-9150)へ申し込む。募集期間は8月10日まで。問い合わせは同事務局まで。