金箔工芸店「田じま」(金沢市武蔵町、TEL 076-263-0220)がこのほど、「お金がたまる小判」として発売した「純金箔小判シリーズ」が観光客らの人気を集めている。
金は古来より「福を招く縁起物」として重宝され、小判は江戸時代の貨幣として広く流通、時代劇にも登場するなど広く知られている。同社では、工芸品以外にも食料品や化粧品など金箔の活用法に可能性を求め、土産物や縁起物として小判素地(きじ)の両面に純金箔を貼った同商品を開発した。
同シリーズには「宝くじ・懸賞」「競馬」「パチンコ」「招き猫」「宝船」の5種があり、小判に目的を与えることで消費者の遊び心を刺激する。当初は、時代劇や古銭に興味のある人をターゲットとしていたが、財布やカバンに入れ持ち歩ける身近な縁起物として幅広い年代にアピールする。
同店担当者の加藤久典さんは「小判シリーズは今後もさらにアイテムを増やす予定。身の回り品に金箔を貼るなどにも対応していき、金箔を生活の中に取り入れる楽しさを伝えたい」と期待を寄せる。
価格は1枚1,050円。営業時間は10時~17時30分。火曜定休。