クラフト金沢片町店(金沢市片町、TEL 076-232-6557)で現在、「ひなまつり展」が開催されている。
「桃の節句」を前に開かれた同展では、陶器・ちりめん古布・ガラス・粘土・木目込みなど多様な素材を扱う県内外の作家23人による約100点の作品を展示・販売している。伝統的なひな人形から干支(えと)にちなんだトラ・ウサギ、フクロウをモチーフにしたユニークで愛らしい作品が並び、来店者の注目を集めている。
能美市で児童館の工作クラブと障害者施設の工作サークルの講師を務める陶芸作家・寺田ひかりさんは、現代風の「おひな様」(5,250円)や「ふくろうびな」(6,300円)などを出品。ライフワークとする「作る楽しさ」を伝えている。
そのほか、九谷焼で作られた色鮮やかな「九谷焼立雛」(3万9,900円)や、ちりめん古布で作られた「おすわり卯びな」(9,450円)、「お手玉卯びな・三人官女付」(1万2,600円)、木目込みで作られた「万葉親王雛」(8万5,000円)など、各作家の個性が光る。
同店スタッフは「伝統工芸から現代風のユニークな作品まで、各作家の個性と技が光る作品を多数展示している。工芸の多様性や楽しさに触れてほしい」と来店を呼びかける。
営業時間は10時~19時。水曜定休。3月2日まで。