金沢の中心地・香林坊の大通り近くのせせらぎ通りに昨年12月12日、地元食材を使った炭火焼き居酒屋「汐菜(しおさい)」(金沢市香林坊、TEL 076-224-5067)がオープンした。
同店は、高校時代から飲食業に携わってきたオーナーの嘉門幸春さんが「いつか自分の店を持ちたい」という夢を果たすかたちで開いた。カウンター8席と小上がり4席のこぢんまりとした店内は、木目調のインテリアで明るい雰囲気にまとめた。店舗面積は約40平方メートル。
料理に使う食材は地元産にこだわる。おにぎり、お茶漬けに使うのは県産コシヒカリ。おにぎりは、「梅」「おかか」「昆布」(各130円)、「サケ」「たらこ」(各150円)、「筋子」「えびそほろ」(各180円)を用意。お茶漬けは「海苔茶漬け」(400円)、「梅茶漬け」(500円)、「鮭茶漬け」(600円)のメニューをそろえる。能登の「けい藻土」で作られたしちりんであぶり焼くのは、地物のアジ・イカ・ハタハタ・シシャモなど。季節の旬の魚や地物野菜を嘉門さんが毎朝、目利きして仕入れる。
ランチタイム(11~15時)のメニューは、2種のおにぎり・ミニサラダ・みそ汁が付く「おにぎりセット」(450円)、焼き魚・ご飯・みそ汁・ミニサラダが付く「焼き魚セット」(650円)。アルコールは、麦・芋焼酎(450円)のほか、「天狗舞」などの地酒(600円)もそろえる。
嘉門さんは「メニューは『自分が食べたいと思うもの』を基準に考えた。女性や年配客が1人でもフラッと立ち寄ることも多い。気軽に足を運んでほしい」と話す。
営業時間は、平日=11時~24時、日曜・祝日は11時~22時。