全国のご当地丼が一堂に集まる「全国丼サミットいしかわ2010」が1月24日、石川県産業展示館3号館(金沢市袋畠町)で開催される。
同イベントは、能登地区の魅力を発信するため「奥能登ウェルカムプロジェクト推進協議会」が2008年からPRを始めた「能登丼」を改めて全国に周知させようと、丼を使った地域おこしを行う他県自治体などに働きかけ、初の開催にこぎ着けた。
会場には6県から23店舗が出店する。県内の輪島市・珠洲市・穴水町・能登町が取り組む「能登丼」では、「やまいも丼」「能登牛ステーキ丼・七面鳥丼」「大浜大豆地豆腐丼」「香箱カニ丼」「オリジナル庄屋丼」「ぶり照焼丼」「能登ガキ丼」「能登穴水町海鮮丼」「地物海鮮丼」「蟹だし巻丼」「日本海倶楽部風海鮮丼」「能登鰤甘辛煮丼」「猿鬼丼」などをラインアップ。そのほか、白山市が取り組む地産地消プロジェクト「白山百膳」から「堅豆腐の担々そぼろ丼」「岩魚漬け丼」が特別参加する。
全国からは、千葉県鴨川市の「おらが丼」から「地魚づけ丼」「伊勢海老丼」、神奈川県小田原市の「小田原どん」から「小田原・鯵のサクサク丼」「THE 小田原丼」、和歌山県田辺市の「あがら丼」から「紀州大漁海鮮丼」、愛媛県宇和島市の「どんぶり王国宇和島」から「宇和島鯛めし」、大分県臼杵市・津久見市・佐伯市の「日豊海岸ぶんご丼街道」から「ひゅうが丼」「とろろあつめし丼」(500円)が、それぞれ自慢の味を振る舞う。
特設ステージでは、能登ゆかりの芸術家による「能登の魅力トークショー」(11時~)に写真家の梅佳代さん、中乃波木さん、書家の室谷文音さんが登場。能登丼アドバイザーの道場六三郎さんは、角切りにした能登本マグロ刺し身に長芋と中島菜の漬物などを添えた「中島菜の鮪丼」と、ブリ大根と中島菜のサラダを組み合わせさっぱりとした味わいに仕上げた「鰤大丼サラダ添え」の2種類を「奥能登ろくさん丼」として披露する(13時~)。
そのほか、お楽しみコーナーで「能登のキリコ担ぎ体験」を行うほか、輪島塗はし作り・能登ワインオリジナルラベル作り・珠洲焼はし置き作り・真脇遺跡体験村アクセサリー作りなどの「奥能登の体験コーナー」も設け、ゆるキャラの「のとドン」が出迎える。
丼はいずれも300~1,000円。開催時間は10時~16時。