今年4月に開館した「近江町いちば館」(金沢市青草)は12月1日から、併設する駐車場の夜間料金を18時以降、一律100円に値下げする。値下げは初の歳末商戦を迎えるにあたって買い物客の利便性を図るとともに、テナントとして入居する飲食店の夜間利用の拡大に弾みをつける狙い。来年以降も当面継続する。
同館3階・4階部分にある駐車場は98台を収容でき、年中無休で7時30分から23時30分まで営業している。現行の料金体系は、最初の1時間が100円、1時間半までが150円、以降30分ごとに100円が加算される。このサービスの開始で18時以降、最大950円だった駐車料が100円に引き下げられる。
同館地下1階の飲食&日用品フロアは20時まで、2階の飲食店フロアは23時まで営業している。しかし、隣接する近江町市場がにぎわう日中に比べ、18時以降は駐車台数が大幅に少なくなるのが現状。
新料金のスタートに向けて、同館では駐車場に案内を掲示し、テナント全店と近江町市場で案内チラシを配布して利用客に周知する予定。テナントの中には、100円分の駐車回数券のサービスを検討している店もあり、夜間の誘客増に一段と力を入れていく。