世界中から集めた傑作CM約200本を上映する「世界のCMフェスティバル」が11月14日、金沢市民芸術村(金沢市大和町)で開催される。
同イベントは「世界のCMフェスティバル事務局」(福岡市)が1999年から開催する人気イベントで、今年は全国21都市で開催。金沢では2回目となる。当日はプロデューサーのジャンクリスチャン・ブーヴィエさんの解説付きでフィルムを上映し、バンド演奏や景品が当たる抽選会などで会場を盛り上げる。
パリの「ジャンマリー・ブルシコフィルムライブラリー」が30年をかけて集めた70万本の世界各地のCMフィルムのうち、ベストセレクション500本を上映する世界ツアー「La Nuit des Publivores(CM食らい放題の夜)」が1981年に始まり、その日本版となる同イベントはファンも多い。
上映するCMはコミカルで笑えるもの、社会性で心に訴えるもの、各国のさまざまな文化に触れられるものまでジャンルは幅広い。一般から、芸術作品としてしっかり鑑賞したいというクリエーターや世界中の文化や国柄に触れたい人まで、それぞれのスタイルで楽しむことができる。
同事務局によると、ロンドンで活躍するクリエーター集団が作った最優秀CM「APA50」、ビル・ゲイツさんが出演するマイクロソフト社のCM、スコセッシ監督のショートムービーCM、ジャンクフードのCM特集、児童労働反対キャンペーンのCMなどが今年の「おすすめ」だという。
金沢事務局の栗田恵子さんは「金沢公演として2年目も度肝を抜くCMをセレクトした。多くの人に楽しんでもらいたい」と来場を呼びかける。
開催は、昼の部=14時30分~17時、夜の部=18時30分~21時。料金は2,500円(前売り=2,000円)。問い合わせは同フェスティバル事務局(TEL092-843-7370)まで。