サークルKサンクス(東京都中央区)は10月6日、「地産地消を学生が考える」をテーマに、石川・富山・福井の北陸地区の大学・短大・高校の学生と共同開発した商品「地産地消の学生食堂2009」を、北陸3県のサークルKとサンクスの全397店で発売した。
星稜女子短期大学の学生が開発した「ジャガイモ餅の中華風みそパスタ」
今回開発した商品は全9種類。「パスタ編」(10月6日~19日)、「弁当編」(10月20日~11月2日)、「おにぎり・パン編」(11月3日~16日)の3回に分け限定販売する。学生とは今年の3~5月から定期的な打ち合わせを重ね、「地元産の食材を使用する」ことをテーマに商品コンセプトや商品名、使用する食材、具体的な味付けなど商品全体にわたり開発を進めてきた。
「パスタ編」は、富山短期大学・食物栄養学科の6人が「現代人に不足しがちな栄養素が補給できる商品」をコンセプトにした「大豆と豆乳のWソースパスタ」(450円)、星稜女子短期大学・経営実務科で「地域とビジネス」について学ぶ23人が、能登島のまちおこしのため考えた「ジャガイモ餅の中華風みそパスタ」(450円)に、今年収穫された能登島産のジャガイモをもち状に加工しトッピングした。
「弁当編」は、富山大学・人間発達科学部で「プロジェクトマネージメント講義」を受講する13人が「みんな懐かしい大好きな給食を手軽にコンビニで」をコンセプトにした2段重ねの「青春の味!?学校メニュー弁当」(498円)、県産サトイモを使用した「肉じゃが」ならぬ「肉さと」が入っている。金沢大学・医薬保健学域の医学展実行委員会5人は、医学生らしい視点で栄養バランスだけでなく「かみ応え」にもこだわり全24種類の食材を盛り込んだ「ココロとカラダにえ~よ~弁当」(498円)、福井県立大学経済学部・生物資源学部の7人が「へしこしょうゆ」を隠し味として使った「がんばる男のへしこ醤油竜田弁当」(498円)を開発した。
「おにぎり・パン編」は、富山商業高校・情報処理科の18人が「黒とろろむすび」と「わかめむすび」が入った「愛と正義の二つ星セット」(320円)と「大沢野産いちじくのホイップパン」(126円)、同校・流通経済科の25人が富山名産「白エビ」入りのふりかけをかけた「富山むすび」(118円)と富山県産ウインナー使った「頭脳パン」(147円)を考えた。
各商品には、開発した学生の写真、メニュー紹介、開発秘話、学校紹介などが記載されたリーフレットを添付する。