金沢美大生5人が「トンてんカン展」-普段使いの小物を展示販売

ギャラリーショップ&カフェ「コニーズアイ」で開催中の「トンてんカン展」

ギャラリーショップ&カフェ「コニーズアイ」で開催中の「トンてんカン展」

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 金沢美術工芸大学工芸科の学生5人が、専攻するそれぞれのジャンルで制作した普段使いの小物を展示販売する「トンてんカン展」が現在、金沢のギャラリーショップ&カフェ「コニーズアイ」(金沢市武蔵町、TEL 076-204-8431)で開催されている。

三原愛子さん制作のペンダント

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 同展は、普段から使える日用品や日常の生活であったらいいなと思うものを実際に制作し、使ってもらいたいとの思いから、同大学の専攻分野が異なる4年生メンバーが、異なる素材で「トンてんカン」と制作した約100点を展示・販売している。

 メンバーは、同大の美大祭で交流を深めた5人。陶芸専攻の神谷麻穂さんは、ごはんがおいしくなるような器や梅文様の皿や植物をモチーフにした器や小物を制作。染織専攻の舘葉月さんは、植物染料で染めた布を使ったリバーシブルで使える作品を出品、19世紀のイギリス人デザイナーで詩人でもあるウィリアム・モリスが手がけた内装用ファブリック「いちご泥棒」をモチーフに、「パンツ泥棒」と題した遊び心ある作品が来場者の目を引いている。漆芸専攻の田中俊也さんは、木地作りから漆を塗る工程まで自ら仕上げた器やはしなどに「モノづくり」への強い思いを込めている。金工専攻の西澤和佳子さんは、銀・銅・真ちゅうなどの素材で金属線を自由に扱って仕上げた繊細なフォルムのピアス、指輪などジュエリーを出品。同じく金工専攻の三原愛子さんは「日常の中にささやかな楽しみを」との思いからペンダントや日用小物を制作した。

 価格例は、三原さんが制作した真ちゅうのコーヒーメジャー=1,365円、ペンダント=3,150円、舘さんの手ぬぐい=840円など。「生活の中で使ってうれしくなる小物を気軽に手にとってみてほしい」と三原さん。

 営業時間は11時~18時。月曜・火曜定休。8月23日まで。

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