アートセレクトショップ「アルトラ」(金沢市下堤町、TEL076-231-6698)で現在、「夏色アクセサリー展」が開催されている。
同展では、金沢市卯辰山工芸工房の修了生や研修生、地元で活躍する作家7人が制作した金工、陶芸、ガラス細工、木細工などのアクセサリー約100点を展示販売している。同店が常設で扱う地元の作家に声をかけ、制作を依頼した。
同店併設のアートスクールで講師を務める荒木彩子さんが手がける「天然石クロガキペンダント」(14,700円)は、きれいに木の層を出すのは難しいと言われる黒柿の木に天然石を合わせた作品。1本の純銀をかぎ針で編む技法「純銀クロッシュ」に天然石や九谷焼などを組み合わせたネックレスは芸術性の高さが評判を得て、開催初日から売約済みになった。
陶芸が専門の竹村友里さんは、常設の陶器作品にも「おしゃべり○○」とネーミングするなど、今にも動き出しそうなユニークな形が特徴。シンプルなTシャツにも合う愛らしいデザインのペンダント(1,500~2,500円)を制作した。ガラス作家の加護園さんは、ガラスに金箔を融合させたペンダント(11,500円)を出品。見る角度によって金箔の広がり方が変わり、光を取り込むと輝きが増す。同店一番人気という金平糖を模ったアクセサリー「こんぺいとうシリーズ」の作者でもある秋友美穂さんの色彩豊かな「かんざし」(5,250円)は、浴衣姿にもコーディネイトできる夏のファッションアイテムとして人気を集めている。
同店では「肌の露出が増える夏はアクセサリーが主役になる季節。各作家が制作した繊細で個性あるアクセサリーを、ぜひ見に来てほしい」と呼びかけている。
営業時間は10時~18時(最終日は17時まで)。今月15日まで。