アカペラの国際コンクール「台湾国際重唱芸術節2008」で準優勝の実力派アカペラグループ「宝船」が7月9日、金沢21世紀美術館(金沢市広坂、TEL 076-220-2800)シアター21で開催される「かなざわ史跡コンサート2009」に出演する。スペシャルゲストには、世界的に活躍するドイツのアカペラグループ「vocaldente(ヴォーカルデンテ)」も登場する。
同コンサートは、金沢に残る歴史的建造物や史跡を舞台にしたコンサートを通して市民に、音楽を楽しみながら歴史環境に触れる場を提供する目的で金沢芸術創造財団が企画。「アカペラ」というジャンルが、会場となる同館の客層とマッチすることから「宝船」に出演を依頼した。
「宝船」は神戸を拠点に、全国各地で年間約200本のステージでライブ活動を行う女性6人のグループ。ジャズのスタンダードナンバーを中心に、日本の唱歌、童謡など多様なレパートリーで幅広い年代にファンを持ち、韓国や香港でもライブを行うなど、活動の場を海外にも広げている。当日は、「Route66」「Begin the Beguine」「この道」などの曲目を披露する。
ゲスト出演する「vocaldente」は2004年に結成されたドイツ人男性の5人グループで、絶妙なハーモニーと愛嬌(あいきょう)あるライブパフォーマンスが多くのファンを引き付け、ドイツ国内で絶大な人気を誇る。フィンランドや台湾など海外での活動も盛んで、アメリカで開催された世界最大のアカペラコンテストの一つ「The Harmony Sweepstakes A Cappella Festival」ではチャンピオンに輝き、その実力が認められている。今回が初来日。
開演は19時。チケットは、前売り=2,500円、当日=3,000円。販売窓口は、チケットぴあ・香林坊大和・石川県立音楽堂チケットボックス・金沢市民芸術村。問い合わせは同財団(TEL 076-223-9898)まで。