「まるびぃ」の愛称で知られる金沢21世紀美術館(金沢市広坂1)で開催中の「愛についての100の物語」展の作品の一つとして、「みかん電鉄まるびぃ線」が開通する。
みかん電鉄は、アーティストの大橋広子さんと宮武小鈴さんによるユニット。ふたりはこれまで岐阜県のテーマパーク「養老天命反転地」などで、電車ごっこのスタイルで人と人、人とアートをつなぐコミュニケーションの場を提案している。
6月24日にはみかん電鉄まるびぃ線の「社員」となる市民らを交えて社員研修と銘打ったワークショップが開かれ、館内を巡る運行ルートや駅の位置、駅の名前などのアイデアを出し合った。停車駅では、「みかんあめ」と呼ばれるミッションが書かれたくじを引く仕掛けも用意し、乗車する来館者にとって「新しい気付き」がある旅を提供する。
みかん電鉄の初運行は7月10日午後。その後8月までの間週末を中心に運行する。問い合わせは同館学芸課(TEL076-220-2801)まで。