石川県立音楽堂（金沢市昭和町）を中心とするJR金沢駅前で6月27日・28日、「金澤ジャズスクエア2009」が開催される。

恒例となっている「金澤ジャズスクエア」の様子

　ジャズの本場ニューヨークからスペシャルゲストを迎えた「ゲストライブ」や、懐かしの「ジャズ喫茶」を復元したカフェなど、ジャズに浸れるプログラムを展開する恒例の同イベント。石川県音楽文化振興事業団が主催し、今年で5回目。気軽にジャズを楽しめるイベントとして、毎年多くのジャズファンが県内外から訪れる。

　27日のプログラムは、「MJS」（12時～）と「メロウ・サクソフォン・アンサンブル」（13時～）によるライブ（いずれも金沢駅コンコース、入場無料）。県内で活躍するジャズメンによるストリートライブ「ジャズ・ストリート」（音楽堂前、15時～17時、入場無料）。「メロウ・サクソフォン・アンサンブル」によるコンサート「STARDUST（スターダスト）」（音楽堂交流ホール、18時30分開演、料金は一般＝2,000円・学生＝1,000円、全席自由）。

　28日は、「金沢大学モダン・ジャズ・ソサエティ」による「サンディ・ジャズ・ブランチ」（音楽堂前、12時～13時、入場無料）。森下滋さんの「ピアノで綴るジャズ・ヒストリー」（音楽堂交流ホール、14時～15時、通し券・ゲストライブのチケットで入場可）。スペシャルゲストライブ「マンハッタン・ファイブfromニューヨーク」（音楽堂交流ホール、15時30分開演、料金は一般＝3,000円・学生＝1,500円、全席自由）。スペシャルゲストには、ビブラフォンの第1人者で世界的に活躍しているスティーブ・ネルソンさんとニューヨーク在住16年のギタリスト・井上智さんを中心にしたメンバーを迎える。

　そのほか、音楽堂交流ホールの「ホールホワイエ」には「ジャズ喫茶」（27日＝14時～17時、28日＝12時～14時）が限定オープン。コーヒーの香りとともに、市内ジャズ喫茶の店主が推奨するジャズの名曲を聴き比べられる。音楽堂地下エントランスでは「JAZZ GALLERY（ジャズ・ギャラリー）」（11時～18時）を開催。15万枚のLPを所蔵する金沢工業大学PMCが名門レーベルのジャケットを展示する。「ジャズなんでも市」（11時～18時）では、LP・CD・名盤・珍盤など思わぬ掘り出し物を探す楽しみも。

　同事業団の山本美智子さんは「金沢駅周辺がジャズ一色で染まる恒例のイベントを、ジャズファンから初心者まで多くの人に楽しんでもらいたい」と来場を呼びかけている。