金沢にラーメン店「客野製麺所」-脱サラ店主、ラーメン好きが高じて開く

製麺作業をする客野さん

製麺作業をする客野さん

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 北海道産小麦粉100%の自家製麺にこだわるラーメン店「客野製麺所」(金沢市西都、TEL 076-267-5011)が4月1日、オープンした。席数はカウンター7席、テーブル4卓の計20席。

全国の有名店で修行しオープンしたという「客野製麺所」の店舗外観

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 横浜の有名店「くじら軒」でスープ、北海道の「富良野とみ川」のほか大阪などで経験を積んだ店主・客野洋希さんが、かつて会社員として働きながらもラーメン好きが高じて、「いつか自分の店を持ちたい」とその夢を実現した。

 鶏ガラに魚介のダシを加え弱火で丁寧に煮込んだオリジナルのスープは澄んだ薄口しょうゆ味。北海道・旭川から取り寄せる小麦粉を同店の製麺機で仕上げた麺は細麺ストレートタイプで、金沢人の舌に合うようにも考えられている。

 スタンダードの薄口しょうゆ味「らーめん」(680円)、特製のタレに漬け込んだ豚肩ロース肉のから揚げをのせた「パーコー麺」(950円)、チャーシュー麺(950円)などが人気。そのほか、パーコー丼(600円・ミニサイズは300円)はご飯との相性が良く、「ラーメン+ミニパーコー麺セット」(900円)などのセットメニューも。トッピングには半熟卵(100円)、ねぎ盛(100円)、メンマ(150円)を用意する。一品で「パーコー」(300円)やメンマ・タマゴ・チャーシューの3種盛り「メン玉チャー」(450円)も注文でき、「ビールのつまみに最適」(客野さん)とも。また、夜限定で客野さんの母が包んだ特製ギョーザ「おかんの手作りギョウザ」(350円)を数量限定で提供している。客単価は800~900円。

 「製麺所」というネーミングについて、「手作りにこだわりインパクトを考えた」と客野さん。入り口に掛けられた自筆の書には「らーめんをこよなく愛する馬鹿男、どうぞよろしく申し候」と記され、ラーメンに懸ける思いがにじみ出る。店内に表示された「宇宙へのいざない」の案内に導かれると、そこには遊び心を忘れない店主が趣向を凝らした癒しの空間が待っている。今後について、客野さんは「オリジナルのメニューも追加し、バラエティー感を広げる予定。こだわりの味を満足してほしい」と話す。

 営業時間は11時~14時30分、17時30分~21時。スープがなくなり次第修了。木曜定休。

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